ドイツパンとドイツ菓子のお店
創業1970年と砂町銀座商店街の中でも古くからの歴史がある。以前からずっと気になっていたのだが、今回が初めての訪問。
店内はかなり大きめのボリュームでクラシックが流れていた。よく見るとJBLのフロア型ホーンスピーカーをマッキントッシュのセパレートアンプで鳴らしている。
壁一面には大きな絵がところ狭しと並んでいるのだが、どれもご主人が描いた絵で、とても素人が描いたものとは思えない。並木藪蕎麦を描いた絵などはリアルそのもの。いずれにしてもかなり趣味人の様だ。
古くからやっているだけに伝統的なクラシックなドイツ菓子が並ぶ。あれこれ迷った挙げ句、5種類購入。
ショコラロール
開店以来の人気メニューとのこと。スポンジは少しパサパサしているが、味のベクトルは悪くない。もっとクリームの割合が高ければいいのに、と思ってしまう。
キリッシュトルテ
バイエルン地方のさくらんぼのリキュールを使用したケーキ。今回購入したケーキの中ではこちらが一番。生地のしっとり感も一番感じられ、味のバランスもいい。残り1個だったので人気も高いのだろう。
アップルシュトゥルーデル
パイ生地が薄く、中にはリンゴ以外にプルーンやレーズンなどが入っている。
素材の持ち味を生かした甘さ控えめのすっきりとした味わいながらこれはこれで染みる。
パピエ
この日、購入した中ではこちらが頭ひとつ抜けている。焼き菓子コーナーから購入した品。
パイ生地のサクサク感、チョコレートとのバランスを含め、これはちょっと癖になりそう。
リンツァー
先程のパピエと同じタイプのお菓子だが、パピエと比べると少し物足りなく感じる。
どれも全体的にベクトルは悪くないので、これからは素通りせずに積極的に立ち寄りたい。
次回はドイツパンも是非に。