赤い建物が目印
春日駅からほど近い、白山通り沿いにある小さな佇まいのお店。赤一色に包まれた外観が色鮮やか。
お客さんのものかも知れないが、店頭に置かれたBianchiのクロスバイクが妙にマッチしている。
店内に入ると思ったよりも広く感じられる空間で、ショーケースには見た目の美しいケーキが並ぶ。
ショーケースと通路を挟んだ反対側にはギフト用の焼き菓子があって、どれもいい顔をしている。
どれも魅力的で迷いに迷って4種類を購入。
ルナール
唯一スペシャリティと書かれていた品。
一番底の部分にあるアーモンドのスライスが入った生地のサクサク感とキャラメルの香ばしさが全体を下支えしている。その上を飾るヘーゼルナッツのクリームやショコラオレのムースなども比較的強い味わいだが、ベースが効果的なので単調にならず、更にオレンジのコンポテが華やかなアクセントになっている。
ピスターシュ
表面をピスタチオとホワイトチョコレートのグラサージュでコーティングしていて、小気味いい食感。
中はフランボワーズのクリームにフランボワーズとブルーベリーのクリームというピスタチオでは定番の組み合わせ。更にピスタチオのクリームが加わった安定感がある逸品。外観との見た目のギャップも楽しい。
モンブラン ジョンヌ
いまの季節なのでモンブランを。栗には熊本産の栗を使用している。
このケーキに関しては一般的なモンブランと比べても見た目の派手さはない。いぶし銀の光を放つ。
和栗のペーストは濃厚な味わいで中の生クリームもたっぷりと入っていてバランスがいい。
タルト リューバーブ フレーズ
最後の最後でシュークリームと迷った挙げ句、タルト系も食べてみたいと思い、こちらを選択。
どこかしら現代アートの様な風情だが、上に乗っているのはヘーゼルナッツプラリネのメレンゲ。
このメレンゲは硬いものを想像していたのだが、とても柔らかい。ヘーゼルナッツプラリネの香りも高い。
また、苺のタルト部分は生地が秀逸で芳ばしさとメレンゲが実によくマッチしている。
まだまだ食べてみたいと思うケーキが数多い。
リピートしたい品もあるがそれはしばらくお預けになりそうだ。