フルール・ド・サラザン(ガレット/田原町)
和のスタイルに拘ったガレットとシードルの専門店

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ガレットと国産シードルの専門店

店主はル・ブルターニュで10年、そのうち5年はブルターニュにある本店で研鑽を重ね、そばの名店「眠庵」で1年間の修行経験があるそうだ。特におそば屋さんで修行をしているところが興味深い。

そのため、そばへのこだわりが他のガレット店とは一線を画す。
そば粉は栃木県益子町のものを石臼引きしたそば粉を使用している。

L字型のカウンターとテーブル席が2つあるだけの小ぢんまりとした造りながら、ダークウッドを基調にしたシックな雰囲気で落ち着ける。

休日の13時過ぎに訪問。カウンター、テーブル共に空きがあったが、折角なので、カウンターに。

メニューはアラカルトも用意されているが、初めてなのでお得感があるセットメニューをお願いした。
因みにセットメニューは平日と土日祝では内容が異なる。

シードル

ドリンクにはそば茶やりんごジュースなども選べるが、ガレットとシードルのお店だけにここはシードルを。更に追加料金200円でシードルの選択肢が広がる。いずれも国内産のシードルに拘っていて、カウンターの上に並ぶ瓶を見ると随分と種類がある事に驚かされる。

こちらは山形産のつがるを使用したシードルでドライでしっかりと酸が立ち、料理とも相性がいい。

蕎麦の実のスープ

コースの中でも、最もそば粉の質の高さを感じられる料理だ。
そばの香り高く、円やかな口当たりでコクがあって美味しい。

ポテサラザン

こちらはポテトサラダに炒った蕎麦の実をあしらっている。ポテトサラダは口当たり滑らかで、香ばしい蕎麦の実が小気味いいアクセントになっている。

そして、頃合いを見計らっていよいよガレットの焼きが始まった。
ガレットは大きく食事用の黒ガレットとデザート用の白ガレットに別れている。

黒ガレット

この日の黒ガレットはタマゴ チーズ オニオンシードルコンフィ イベリコ チョリソーという内容。
ガレットを筒状に包み、細かく切って、お箸で食べるという斬新なスタイルが特徴的だ。

焼く際に澄ましバター?を塗っているせいか、日本そばで頂くほど、粉の香りを感じられないが、もっちりとした弾力ある食感と雑味がない旨味は特筆モノ。

最初はそのままで頂き、お好みでそばつゆに付けて頂く。そばつゆと言っても日本そばのそれとはまったくの別物だが、付ける事で味に深みが増す。

白ガレット

白ガレットはあんペースト 北海道発酵バター 牛乳のアイスという構成。
最初、アイスクリームもガレットの具材なのかと思ったが、これは別添えで供される。

あんの上品な甘さと発酵バターの香りがよくマッチしていて生地との一体感があって美味。
ガレットと言えばブルターニュ地方の料理であるが、ブルターニュ地方はバターの名産地でもある。
この地にはいいバターが多いのだが、あくまでも国産に拘っているところが面白い。

アイスクリームは雑味がないクリアな味わいで、ガレットに少量乗せて食べるとこれまた旨い。

少し奥まった場所にあるのでご注意を

場所は田原町から国際通りを三ノ輪方面へ。牛角の角を左に折れて、数軒先の右手にある建物の1階にある。

建物の少し奥まった場所にあるが、通り沿いに看板が出ているので注意していれば迷う事はないだろう。

和の食材を使い。とりわけ要の素材であるそばへ拘りやお箸で頂くという和のスタイル。
あくまでも和で表現することが、リオネル・ベガ氏の料理とも共通するエスプリを感じられる。

マダムの明るい接客にも好感が持てる。

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