タルタルが名物のレストラン
かつてフィリップバットン氏が営んでいたビストロ、キャスクルートの跡地にオープンしたレストラン。
権之助坂を下り、途中左に少し入った場所にある。駅からは5分ほどの場所にある。
オープンキッチンの厨房に立つのはシェフひとり。その他、ギャルソンがひとりという少数精鋭なので、時間に余裕を持って出掛けたい。
ステーキランチ
まずは前菜にキノコのスープが供された。しっかりとコクがあって香り高い。
続いて、パテドカンパーニュ。シェフのスペシャリテのひとつとのこと。高級銘柄豚である梅山豚を使用しているだけあって、香りが上品で脂が甘くスッと舌の上で溶ける。パテとしての完成度が高い。
ステーキは岩手県産の黒毛和牛のもも肉を使用。写真ではわずかひと切れに見えるが結構なボリュームがある。表面はしっかりと火入れをして中心はロゼカラー。肉の旨味をうまく封じ込めている。実際、肉そのものもとても柔らかく旨味十分。肉が赤身なのもポイントが高い。
最後のデザートはブランマンジェ。サラリしているというよりは粘り気のあるクリーミーさ。
料理は総じて美味しいので名物のタルタルにも挑戦してみたい。