コロナの時期に一度テイクアウトをして以来だからお店で食事をするのはかなり久しぶりになる。
ジビエの季節ももう終わりに近いので出掛けることに。今回のお目当てはべキャス。
店内はシンプルな造りながら居心地のいい空間で寛いで食事が楽しめる。
まずはグラスシャンパンを頂く。
北海道産ホタテ貝のべニエ 生ハムのサラダ添え
アミューズで供されたのはこちらのひと皿。衣はサクッとした食感でホタテにキャビアを合わせると格別だ。ワインは料理によってグラスで合わせて頂いた。こちらの料理にはシャブリを。
北海道昆布森産牡蠣のマスカルポーネチーズ和え ジン・ライムのゼリー
牡蠣の磯の香りとジン・ライムゼリーのシャープな味わいがよくマッチしていて実に爽やか。
こちらの料理にはリースニングを。
ホワイトアスパラガスのポシェ クラッシュエッグと共に
春の訪れを感じさせてくれるホワイトアスパラは極太で甘さもしっかり。クラッシュエッグの濃厚さが立派にソースの役割を果たす。こちらの料理にはサンセールを。
スコットランド産ペキャス(山シギ)のロースト アルマニャック風味
いよいよ真打ちの登場。普通の鶏とは異なる濃密さ。噛むごとに滋味深さが広がる。内臓はパイ生地の上に乗ってコクのある味わい。アルマニャックを使ったソースも濃厚で香り高く実によくマッチしている。
こちらの料理にはブルゴーニューのピノ・ノワールで。どのワインも料理とよくマッチしていた。
タルトタタンとキャラメルのアイスクリーム
デザートも安定感のある質実剛健な美味しさ。この後のプティフールも然り。
全体を通しても満足度が高く安心して頂けるお店。メートルドテルの利根氏が辞めてしまい心配していたが、プティポワンなどで腕を振るっていた岩崎氏が加わりベテランらしいサービスも新たな魅力となった。