連日の猛暑
高校野球と蝉の声が聞こえてくるこの時期になると、無性にどぜうが食べたくなる。
ましてや、連日の猛暑で幾分、夏バテ気味だ。夏といえば、うなぎという声が聞こえて来そうだが、
元々、いまの季節の食べ物ではない。やっぱり夏バテ解消はどぜうに限る。
どぜうのお店はお盆休み中でも必ず営業しているという点もポイントが高い。
伊せ喜がなくなって久しいが、今年は久しぶりに飯田屋さんに訪れた。国際通りから合羽橋方面へ脇道を入ると2,3分のところにある。
江戸情緒溢れる
趣きがある佇まい。清潔感が保たれた白い暖簾が目にも眩しい。
2階の座敷席に案内される。窓際の簾が何とも涼しげ。
まずは赤星で喉を潤す。ビールは国内メーカーの主要メーカーの様々な品を揃えてある様だ。
注文を終えるとネギが運ばれてきた。ネギをたっぷりと頂くのも夏バテ解消のポイントである。
テーブルに置かれた七味と山椒。どぜうを頂く上でどちらも欠かせないアイテムだ。
から揚げ
鍋の前にまずはこちらを肴に一献。今回、飯田屋さんを選んだ理由のひとつはこのから揚げにある。
どぜうそのものは勿論だが、下に敷かれたささがきゴボウの素揚げが実にいい合いの手になり、
キンキンに冷えたビールがするすると喉元を滑り落ちる。
どぜう鍋
ほどよいタイミングで丸鍋の登場。これぞ東京の夏の風物詩である。
たっぷりとネギを乗せ、別注文で頂いたささがきゴボウを入れる。
ネギがくったりとしたところで、先ほどの薬味を付けて頂く。結局、ネギは2回もお代わりしてしまった。
後半戦
7割くらい食べ進んだところで、ごはんにどぜう汁、たまごを頂く。
ごはんはごく普通だが、どぜう汁は白味噌ベースの優しい味わい。これはこれで染みる。
たまごは黄身がぽっこりとしていてかなり良質。これを溶いてすき焼きの要領で頂く。
最後にたまごを鍋に投入。このとき、少したまごを残して置くことがポイントだ。
煮えたたまごをごはんに掛けて、残った生たまごを更に掛けて一気にかきこむ。
今年も何だか力が湧いてきた気がする。
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