飲食店不毛の地
豊洲の中にあって、比較的まともなお店が集まる豊洲フォレシア内のやきとり店。日本橋に本店がある。
就業人口に比べて、飲食店が絶対的に少ないので仕方がないこととは言え、週末の夜は人が多い。特に月末だけあって、どのお店もいっぱいの人で溢れかえっている。15分ほど待たされて、座敷席へ案内された。
メニュー
前に訪問した時は割高なイメージが強かったので、メニューを吟味しているとコース料理に目が止まった。
4,800円で飲み放題付き。お酒を頂く事を考えると単品で頼むよりもかえってお得感がある。やきとりが2本だけというのは寂しい限りだが、足りなければ単品で追加することにして、こちらのコースをお願いした。
店員さんによるとコースは通常、予約のみという事だったが、人数が少ないので確認しますと言って奥に消えた。その結果、OKとの事でひと安心。
前菜の盛合せ
鶏のささ身、鶏皮の酢の物、ポテトサラダとなかなか気が効いたラインナップである。
どれもそつなくまとまっているが、特にポテトサラダに掛かっていたカレーソースが秀逸だった。
これはいつか真似してみることにしよう。
サラダ
これが思いの外、具だくさんで結構なボリュームだったので、かなり空腹感が満たされた。
名物の白い唐揚げ
まさに名は体を表す。見た目の印象を裏切らない軽やかな衣が特徴的。
ジューシーな仕上がりだが、欲を言えば、もう少し衣にサクサク感が加わるといいのだが。
やきとり
2本なら正肉とつくねだと思っていたのでほぼ予想通り。
まさかねぎまだとは思わなかった。タレが好みのタイプではなかったのが残念。
揚げ物
博多では揚げた手羽先を冷凍させ、そのままの状態で食べる「努努鶏」というスナック感覚で頂く商品があるのだが、これはその温かい版と言った様相を呈している。甘辛いタレの味もまさに努努鶏に近いイメージなのも興味深い。
鶏雑炊
コースの最後を飾るのは鶏雑炊。
最終的にはお腹の方もかなり満たされたので追加の串はやめる事に。
全体を通してみると色々なものを少しずつ食べられて、バランス良くまとまった構成のコースだった。
ビールの中瓶が1本700円台と高めなのだが、飲み放題ではその中瓶が注文できるところがいい。
飲み放題だとお店によっては何やら得体の知れないビールが出てきそうだが、瓶ならば安心感がある。