折角、名古屋に来たのだからということでひつまぶしを。
こちらのお店は「うな富士」から最初に暖簾分けをされたお店。伏見駅から徒歩3分。御園座タワーの1F。
20時と遅めの時間の予約だったが、昼ご飯がボリューム満点だったのでかえってちょうどいい。
お店の前には10人以上の人が並んでいたので予め予約をすることをオススメする。
予約時間よりも少し早かったが直ぐに席に案内された。テーブル席と個室があり、席数はかなり多い。店内は明るく、上品な空間で落ち着いて食事を楽しめる。
席につくとキャベツときゅうりと昆布のお漬物が供された。ごま油の香りが食欲をそそり、ちょっとしたおつまみにも箸休めにもなる。おかわり自由なのも嬉しい。まずはこちらを肴にビールを頂いた。
うざく
流石にう巻きまで入る自信がなかったので、うなぎが出てくるまでの間、うざくで繫ぐことにした。
ものの5分ほどで供されたが、うなぎの質の高さが窺える逸品でひつまぶしへの期待が膨らむ。酢の物としても酸味のバランスが良く上々の出来映えだ。
特上ひつまぶし
うざくも食べ終わらないうちにひつまぶしの登場。提供までおよそ20分くらいだろうか。
蒸さないせいか、想像よりも随分と早い。
特上は1.5匹分と圧倒されるほどのボリューム感。
うなぎの表面はパリッと香ばしい。うなぎそのものが肉厚なので中は蒸したかの様にふんわりと柔らかい。
タレは甘すぎず、ほどよい辛口でキレがある。まずはそのままで頂き、うなぎそのもののを味わう。
続いて、薬味を投入して味変を。ひつまぶしならではの食べ方である。次に出汁を投入してひつまぶしに。
量が多かったのでこの流れを二周愉しんだ。お吸い物など細部まで行き届いている。
うなぎが登場して、山椒を採り入れたという季の実山椒ジントニックなるもので合わせたのだが、トニックウォーターで割っているため、甘さが立ってしまい個人的にはいまひとつだった。普通に炭酸水で割ってくれていたら印象も違っていたのだろう。
料理そのものは非常に満足度が高く、実力を兼ね備えた人気店だと言える。