ひつまぶしの名店
出張で帰るだけの土曜日だったので気になっていたお店に足を運ぶことに。いまの季節を考えればひつまぶししかないだろうとターゲットを絞る。お店の候補はいくつかあったのだが、知人などにリサーチした結果、あつた蓬莱軒に落ち着いた。
前日は名古屋でも40℃を記録した猛暑日。本来であれば本店の熱田神宮に出向くところだが、行列ができていたら恐らく逃げ場はなさそうだ。一方、デパート内の店舗だとクーラーが効いた室内で待つことができるだけマシだと考えてこちらの店舗を選択。
名古屋駅から地下鉄東山線で栄まで行き、そこから徒歩で10分ほど。単純に松坂屋の上と思っていたら北館、本館を通り越し、更にその先の南館まで行かなくては行けないため、結構、遠く感じられる。
到着時、デパートはオープンしていたが、こちらのお店は開店20分前。しかし、入口では既に係の人が出ていて順番を管理していた。名前を告げると12時の回になるとのことだったので、一旦、この場を離れ再訪した。戻ったときは2時間待ちの札が出ていたので、1時間待ちはまだマシだったようだ。
結局、ほぼ定刻通りに席に案内された。流石に管理が行き届いている。
特に確認するまでもないが、サイドメニューだけ一応チェックした上で注文。
まずはビールで暑気払い。
肝焼き
まずはおつまみに注文したこちらが供された。見た目が美しく上品。ふっくらとして苦すぎず想像以上に旨い。これを食べ終えるといよいよ真打ちの登場。事前にテーブルにセットされた食べ方を確認。
ひつまぶし
のり、わさびといった薬味にだし汁、お吸い物、漬物が付く。
器いっぱいに敷き詰められたうなぎの姿は圧巻。
関東の人間としては蒸したうなぎでなくっちゃ。と、思ってしまうが想像以上にふっくらとしている。まずは指示に従いそのままで。
続いて、薬味と共に。
この食べ方がかえって新鮮。白焼きはわさびで頂くところが多いが、蒲焼でも相性がいい。
これは江戸前のうなぎでも試してみたくなる。
更にお出汁を注いでお茶漬け風に。出汁の旨味もしっかりとしていてこれはこれで悪くないのだが、やっぱりうなぎ本来の味わいが薄れてしまうのでそのままか薬味と共に頂くのがいい。
箱根を越えてもいいうなぎがあることを思らされた。