行列必至の人気店
まだ大学生の頃だったと思うが、古いガイドブックにラーメン店として掲載されているのを見て2,3度訪れたことがあったが、今回はそれ以来となる。従って、当時はラーメンしか食べた記憶がない。
最近は行列ができるとのことだったので開店10分前に到着すると既に20人ほどが列を作っていた。最初のローテーションに入れるか半信半疑だったが何とか一巡目で店内に。
メニューを見ると炒め物の定食なども用意されていてラーメン店というよりは中国料理店の構成だ。
ラーメンを食べるべきか迷うところだったが、ラーチャンセットと餃子を注文。勿論、餃子のお供としてこちらは外せない。チャーハンについてくるお漬物を餃子前のおつまみに。
一見、キムチの様でさにあらず。ごま油が効いたちょっとジャンキーテイストなのだがビールには合う。
ギョーザ
そうこうしているうちにギョーザの登場。1個が割りと大きめなのでラーチャンセットに追加するにはボリュームが多い。特別ジューシーという訳ではないが、皮が薄くしっとりと柔らかくて美味しい。
具材はごく一般的なものだが、肉と野菜のバランスがいい。
チャーハン
ラーチャンセットのチャーハンが着丼。噂に違わぬピンク色。たまたま座ったカウンター席の眼前にはボウルに入ったチャーシューが湯気を立てて置かれていた。ははーん、これがピンク色の正体と納得した。
まるで紅生姜か福神漬の様な面持ちだが、これが混ざることでピンク色になる。チャーハンは米粒が立っていてどちらかと言えばパラパラに近い。塩気など味のバランスもよく素直に美味しい。
ラーチャンセットでは半チャーハンだが、それでも割りとボリュームがあるので、普通ならギョーザに半チャーハンくらいでちょうど良さそうだ。
ラーメン
ラーチャンセットの半ラーメン。正直、当時の記憶はあまりないがスープは薄めの色の醤油味。
麺はつるつるとした食感だがやや柔らかめの茹で加減。
特に嫌味のない味わいだがこれといった特徴も感じられない。当時のガイドブックを読み返してみるとしっかりとした醤油味とあるのでだいぶ変わってしまったのかも知れない。