会食の場所としてこちらのお店を選定。休日のランチだけに満席の賑わいで順番待ちの客の姿も見える。
この日は名物のふかひれがメインの6,800円のランチコースを。
ふかひれと湯葉の冷静
ふかひれとしての存在感はそこまでではないが、繊細かつ上品な味付けで前菜としてはいいスタート。それと同時にこの後の料理に期待を抱かせてくれるひと品。
ホタテ貝の特製ソース和え
盛り付けからしてもはやフレンチに近い。こちらも先の前菜と同様に繊細な仕上がりで、マンゴーソースが実に爽やか。フルーツ系のソースはそれほど好みではないが嫌味がない。
ふかひれの姿煮込み
この価格のコースのふかひれなのでそこまでの上物ではないが、しっかりと食べ堪えがある。先の前菜とは打って変わり濃厚な醤油ベースソースが滋味深く、紹興酒が進む。
活車海老の踊り
所謂、酔っぱらい海老で中国飯店で古くから有名な料理。二尾付いてくるのだが、生と加熱から選択できる。各々頂くことも可能だということだったので生と加熱と両方をお願いした。
それぞれに美味しいが個人的には生に軍配があがる。より老酒の味がほどよく染み渡り香りが高い。
ふかひれ入り土鍋そば
麺はやや平打ちの中太タイプ。もっちりとしてスープが良く絡む。
スープは塩味だが深みがあって美味しい。寒い日には特に温まる。
アンニン豆腐
デザートは定番とも言えるアンニン豆腐。見た目から茶色みを帯びているだけに味わいも濃厚で一般的な杏仁豆腐とは別格の味わい。
料理は全体的に安定感があり、ふかひれづくしということを考えればふかひれの質を差し引いてもコスパが高い。