本店は予約1年待ちとも言われる中国家庭料理の名店
昨年8月にオープンしたお店。本店は大阪の高槻市にある中国家庭料理のお店で、1日で1年の予約が埋まってしまうほど。その本店の名物料理である餃子を提供する東京1号店にあたる。
場所は明治通りに出る1つ手前の角を渋谷方面に歩き1,2分行った処。
店内はカウンターとテーブル席があるシンプルながらモダンな造り。
お昼時はほぼ満席ながら並ばずに入ることができた。
平日限定ランチメニューは水晶餃子、水餃子、酸辣仕立ての餃子団子スープの3種のセットが用意されていて、1,000円もしくは1,200円と値段も良心的。何故か水晶餃子のみオプションとして水餃子が追加できる。
もったいない水晶餃子(焼き餃子)セット + 水餃子4個
折角なので、水晶餃子に水餃子4個を追加。水餃子は3種類の中から選ぶことができ、2種類を2個ずつというチョイスも可能だということだったので、イカと豚、小エビとパクチーを選択。
水晶餃子は小ぶりの餃子が8個。具材は豚肉と海老と白菜。自家製の皮は海老蒸し餃子などに使用される透明感のあるもので、恐らく浮き粉を使用しているものと思われる。表面にはカリッと香ばしい焼き色がついていて、ぷるんとした食感が特徴的だ。
具材も豚肉に加えて海老が入っていることでプリっとした食感が楽しめる。そのままでも十分に美味しいが最初から供されるタレにつけて頂いた方がより味わいに深みが増す。
水餃子は具材によって皮にほうれん草を練り込むなどの工夫が見られる。水晶餃子とは異なり小麦粉を使った皮でもっちりとした食感でこれはこれで旨い。具材はどちらも甲乙つけがたいが2個ということを考えると小エビとパクチーの方が最も味変効果を得ることができる。
お出汁ごはんは干し貝柱の香りがほんのりと感じられて上品な薄味ながら滋味深い味わい。
小鉢のニンジンのラペやズッキーニのごま油を使ったマリネはどちらも丁寧な味付けでスープも出汁の旨味が感じられる。