早朝の市場
築地の場外も早朝から出掛けたことがない。
当然、豊洲市場の現状についても知る由がない。
きっとどのお店も5時くらいから営業をしているのだろう。そんなイメージでだった。
前日、早い時間に寝てしまったので、かなり早い時間に目が覚めた。
しばらくぼんやりとしていたのだが、この時間の豊洲市場の状況はどうなっているのだろう?とふと頭をよぎった。折角なので足を運んでみることに。
迂闊だった。どうやら、ぼんやりとしていた時間が長すぎたようだ。
始発が走る前に到着できるのではないかとほくそ笑んでいたのだが、非情にもゆりかもめが頭上を通り過ぎる。
始発なのか、2本目なのかわからないが、既に駅から降り立った人の群れが流れている。
それも結構な人の数に驚く。取り敢えず、水産仲卸売場棟へと足を運んだ。
既に寿司大には尋常でない行列ができている。
あきらめて、ひと巡りすることに。
5時を過ぎて営業しているお店が数えるほどしかない。
この建物でも3,4軒と言ったところか。
管理施設棟にしてもそれは同様だ。
中には、8時からと貼り紙をしているお店もある。
こちらで営業しているのは八千代、やじ満、茂助だんご、木村家の4軒。
こうなると自然と営業しているお店に人が集まることになる。
更に少し時間が経過すると6これから開店するお店の初陣を狙って並ぶ人の姿がちらほら見られる様になる。
早朝の豊洲市場は営業しているお店が実に少ないのにかえって驚きを禁じ得ない。