営業前のはずが・・・
事前に調べると営業は11:30からとなっていた。ある程度の混雑を想定して10分ほど前の到着を目指す。
お店が見えてくると既に暖簾が掲げられていて、前を歩く人たちが次々と店内へ吸い込まれていく。
あわてて店内に入ると多少の空きはあるものの約7割の席が埋まっていた。
中央にある大きなテーブルは勿論の事、4人掛けのテーブルも全て相席となる。
その後もお客の勢いは止まらず、遂には11:28に来た人は断られていた。
まずはビールを注文。
お通しとして海老の頭の天ぷらが供された。これは予想外のひと品だっただけに嬉しい誤算。
油切れよくカラッと揚がっているので、天ぷら系も期待出来ると思い、メニューを一から見直す事に。
もっともこれもお店の狙いなのだろう。
肴を含めて全般的に値段が高めなので、天ぷらをどう割り振るか頭を悩ませる。
メニュー
単品も頭によぎったが、天せいろにする事にした。
そして、利庵と言えばやはりこれを頂かない訳にはいかない。
玉子焼き
開店間もない状態だったため、注文が殺到。玉子焼き7丁の声が店内に響く。
一度に大量の注文がはいったせいかどうかは不明だが、表面が少し黒っぽく、心持ちいつもよりも硬めに感じた。
ただし、出汁が効いた味わいは流石である。甘みもしっかりと効いていて出汁とのバランスがいい。
因みに一年前に頂いた時の写真がこちら。
比べてみてもふんわりとしていた印象を受ける。
続いて、熱燗を。お酒は三千盛。
天せいろ
これはしてやられた。海老や野菜の盛り合わせを想像していたのだが、何とかき揚げだったとは。
お酒のアテも兼ねていたので、ちょっと肩透かしを食らった。
それでも油切れがよく、天ぷらとしては出来がいい。
そばは喉越しはいいが、少し柔らかい。短くプツプツと切れる。丁度、いいおそば屋さんで年越しそばを買い、茹でるのに失敗するとよくこの様になる。
比べて、一年前はそばのエッジが立っていたのだが・・・それがこちら。
辛口のつゆはバランスが良く、そばの持ち味を引き立たせてくれる。薬味の本わさびは好感が持てる。
わらびもち
外の暖簾を見るとわらびもちの暖簾がある。
わざわざ暖簾があるくらいだからよっぽどの自信作と見てテイクアウトで購入した。
表面が透き通り、ぷるんとした食感で混ざりけのがないピュアな味わい。