昨年の大晦日は初めてテイクアウトのみに変え、今年は果たしてどうするのだろう。ふと気になって電話をするとそばと海老天のみに規模は縮小する様だが、今年もテイクアウトのみにするらしい。ただし、出来ればお店に来て前払いにして欲しいとのこと。
丁度、近くに所用があったので年越しをお願いがてらお店でも頂くことに。
通りからお店に入る処に黒板が設置され、以前より分かりやすくなった。
電話を掛けた午前中はこの日は空いているとの話だったが、カウンターに辛うじてひと席空いているだけ。
また、前回はおつまみは基本おまかせだったのが、単品でも注文できる様になり、肴も品数が増えている。まだ、色々と試行錯誤しているところなのだろう。
まずはビールで喉を潤す。
お通し
ほどなくしてお通しとして板わさが供された。やはり本わさびと一緒に頂くとひと味違う。
揚げなす鴨そぼろ
賀茂なすを半分に切ってじっくりと揚げ、鴨のそぼろを乗せ、仕上げにバーナーで軽く炙り焼色を付けると共に鴨の脂を溶かす。なすはしっかりと火が通っているのでトロトロジューシー。そぼろとのシナジー効果でよりお酒が進む。
この辺りから日本酒にスイッチ。久米桜を頂く。
おつまみ鴨
鴨ロースとネギを焼き、それに鴨のつみれが加わる。肴としては丁度いいボリューム。味付けのバランスも良好で安定感がある。
もりそば
手際よく茹で上げられたそばは喉越しがいい。噛めば新そばらしくほんのりと甘い。
つゆは心なしか以前よりも軽くなった様に感じられた。それでもしっかりと出汁の旨味があり、そばとの相性はいい。
試行錯誤しながらお店のスタイルを模索している進化の過程を見られるのは楽しい。でも着実に進歩している姿が見られる。今後にも期待したい。