江戸通り沿いにあるお店で駒形橋からほど近い場所。
暖簾をくぐるとテーブル席があり、更に階段を登った処に小上がりが用意されている。
運よくギリギリ座敷の空席に滑り込めた。通路を挟んだ向い側の部屋には一茶庵の提灯が。
メニューを開くと全体的にやや高めの印象を受ける。
この日は暑いくらいの陽気だったので、ビールで喉を潤す。ビールは赤星。お通しには紅梅が供された。
クラゲのコリコリした歯ごたえが小気味いい。
おつまみには玉子焼を。
色艶のいい仕上がりで箸で触るとプルンとした手触り。実際にふんわりと柔らかく、ダシの旨みも実に上品。丁寧な仕事ぶりが窺える。
三色そば
折角、一茶庵系のお店に来たので変わりそばを頂こうと思い本日お蕎麦の札を見ると変わりそばだけで3種類の用意がある。敢えて田舎そばは選択せずにせいろとさくらきり、ゆずきりの三色にした。
仕切りのある重箱で登場。こちらに三色と薬味が綺麗に並べられている。しかし、量は極めて少ないのでより割高感は否めない。
そばそのものは細く綺麗に切り揃えられていて、薬味のわさびも本わさびを使用するなどここでも丁寧な仕事ぶりが感じられる。
ゆずきりは凛とした爽やかな香りで喉越しも上々。さくらきりは桜餅の様な春らしい香りに包まれる。せいろも喉越しがよく、軽めのつゆとの相性もいい。
都内の一茶庵系ではハイレベルなひと品。
隣席にいた常連と思しき方がやけに鴨鍋を褒めていたのが耳に入ってきた。これは冬になったら是非、試してみたい。
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