この日はしっかりとそば前から愉しもうと日曜日のお昼時に訪問。開店してさほど時間が経っていないがほぼ満席の盛況ぶり。
まずはビールを頂く。敢えてエビスの小瓶を。
お通し
この日のお通しは茄子の煮物。丁寧な仕事ぶりが伺えるひと品で、こういう気の利いたお通しを出してくれるところが心憎い。
つまみ盛合せ
こちらは以前から気になっていた。この日は穴子の煮こごり、牛すじの煮込み、板わさという申し分ないラインナップ。これで1,500円はお値頃感がある。
穴子はとても柔らかく味がよく染みている。山椒がいいアクセントになっていて実に効果的。
牛すじ煮込みは薄味ながら出汁の旨み十分で大根にもいい塩梅で煮含められている。
煮込み料理の中に、毛色の違う板わさがセットになっているというバランス感覚にも好感が持てる
これには堪らず日本酒を注文。島根県の天穂という初見のお酒だったがサラリと飲みやすく、料理との相性がいい。
上天ざる
天ぷらは相変わらずそば屋の域を越えたものでコスパはピカイチ。
アスバラはホクホクジューシーな火加減。
海老は衣がやや厚めながら強めの火加減でカラリと仕上がっている。
最後は名物と言っても過言では無い穴子。大ぶりで食べ応え満点。火加減もいい。
そばは新そばの季節になり、以前の印象とはがらりと変わった。
薄らと緑がかった見た目。そばの香りや甘みがまるで別物。
つゆのバランスもよく大いに満喫した。
聞けば、開店4年を迎え大晦日はテイクアウトのみにするという。そばの他に天ぷらと鴨ロースがセットになると聞いて迷わず予約。詳細はまた改めたいと思います。