かねてより夜に来たいと思っていたのだが、なかなか機会に恵まれずようやく訪問が叶った。
フリーで来た客は断られていたようなので夜は予め予約をしておいた方が賢明だ。
お通しとして揚げそばと切り干し大根のゴマ和えが供された。これに合わせてビールを。
揚そばは固いお店が多い中、細身で柔らかくて食べやすい。和えている塩昆布の塩気がビールに合う。
肴は季節のおすすめと定番メニューが用意されている。
塩煎り空豆
季節のおすすめの中から一番目を引いた九条葱と真鯛のくずあんかけをお願いしたところ既に売り切れていたので、まずはこちらを。表面に焼色がついていて、丁度いい火加減。
ここから日本酒を。10種類と選択肢が豊富なのは嬉しい。半合が用意されていてこちらはワイングラスで供される。これだと値段も良心的で色々と試すことができていい。
賀茂金秀のうすにごりを。こちらの酒造が出している13度のお酒が気に入っているので試してみることに。
比べると流石にしっかりとした作りだがうすにごりにしては飲みやすい。この後に三千盛、喜久泉を。
めひかり天麩羅
衣は厚めながら白身魚のホックリとした食感が楽しめる。
ここからは定番の肴メニューの中からのチョイス。
蓮根海老真丈挟み揚げ
海老真丈を蓮根で挟み更に中心に大葉を挟んでいる。こちらは薄衣で海老真丈は蒲鉾状に少し固めに練り上げられたイメージ。衣はサクッと蓮根と海老真丈との食感のコントラストがいい。
厚焼玉子
正直、そこまでの期待はしていなかったのだが、これには見事に裏切られた。ぷるんと柔らかい口当たりで出汁を含めて味のバランスがとてもいい。これまで頂いただし巻きの中でもトップクラスでこれは毎回必食確定の逸品。
鴨炙り焼き
火の通しすぎか表面がややボソボソしてしっとり感が少ない。ただ肉そのものは悪くないように思う。薬味の柚子胡椒との相性はいい。
せいろ
そばは喉越しよく、ほんのりと甘みも感じられる。つゆはやや薄めながらバランスよくまとまっている。薬味はネギとわさびのみ。