八雲出身のご主人が今年4月にオープンした注目店。
日曜日のお昼前に到着するとお店の前には20人近い列ができていた。丁度、一週間前の同じ時間は5人ほどの列だったのだが、日によって随分とバラツキがあるようだ。しかも、炎天下でかなり日差しが照りつける。折角、ここまで来たので仕方なく並ぶことにしたが、回転も悪く結局、席についたのは90分後。
案内されて券売機で食券を購入。ビールやつまみも用意されているので取り敢えず、それらで火照った体をクールダウンすることに。
ビールはアサヒの小瓶のみなので選択肢はない。よく冷えているので涼が取れる。つまみにはワンタンを頂いた。ワンタンはエビと肉それぞれ2個のものを。最初はおつまみに、後でラーメンに投入する目論見だ。
皮は薄くエビはプリプリとした食感が心地よく、肉も餡がジューシーでどちらも美味しい。これらはテーブルに置かれたラー油などの調味料を付けて餃子感覚で頂く。
おつまみはご主人自ら運んでくれるのだが、その時にラーメンを作るタイミングを聞いてくれるのはありがたい。しかし、この行列なので直ぐに作るようにお願いした。
味玉そば(黒)
ラーメンは茨城県の白醤油を使用した(白)と小豆島の濃口醤油を使用した(黒)の2種類のみで後は各種トッピングがあるのみ。
具材はチャーシュー、メンマ、青葱に玉子と至ってシンプルでストイックな面持ち。
麺は全粒粉を使ったタイプで粉の香りが嫌味のない程度にほんのりと感じられる。
スープは透明感が高く、鶏の旨味が感じられ、醤油がキリッと立っていてエッジの効いた味わい。麺ともよく合っている。
具材のチャーシューやメンマの出来もよく、玉子も秀逸。全体的に完成度の高い一杯。