外観からはオーラを感じないが
この界隈は池上本門寺の寺町らしい独特な趣がある。
そんな中、一見なんの変哲もない普通のとんかつ屋さん風情の佇まい。
引き戸を開けて中に入るとカウンター席が奥に広がっている。
音
店内には時折、トントントンと小気味いい包丁の音が鳴り響く。
これは注文に応じてキャベツを刻んでいる音で、このリズム感が心地いい。
そして、少しピンと張り詰めた緊張感が漂う雰囲気にこの音が余計に響く。
メニュー
メニューはいたってシンプルだ。
ランチやとんかつ定食があるからロース定食は普通のお店なら特上ロースかつ的な位置づけなのだろう。
ロース定食
スパッと切れ目が入っているが、全体は全く崩れていない。衣と肉との一体感が美しい。
肉はそれほど脂身部分は多くない。しかし、脂身はジューシーに肉はほんのりとピンク色。
噛めばジューシーで肉の旨味がしっかりと感じられる。肉と脂身のバランスがラードの香りに包まれてバランスがとれた優等生タイプのとんかつだ。
とんかつ以外にも手抜きはなく、最初に供されるお新香やポテトサラダも美味しい。
お新香
ポテトサラダ
勿論、ご飯や味噌汁も同様だ。