12月中旬に土曜日の予約を入れたところ、年内は既にいっぱい。結局、予約が取れたのが1月中旬という人気の高さ。実際に訪れてみると外国人観光客の姿が多く、3割ほど占められているのには驚かされた。
店内は長いコの字型のカウンターのみ。料理はコースのみなので別段注文する必要はない。ただ、中には鴨鍋を召し上がっているお客もいたので、別途、予約時点に注文可能なメニューもあるのだろう。
やきとりはメニューにある12本。予約時に言われていたことだが、コースがひと通り終わるまで2時間半ほど掛かるらしい。これでそんなに時間が掛かるものなのかと疑問に感じながらスタート。
まずはビールを。
最初に供されたサラダとお新香をアテに頂く。
最初の串はさびやき。
大粒で食べ応えのある大きさ。中はレアのいい塩梅に仕上がっている。
鶏は質が高くどれも申し分なく美味しい。全体的に高温で素早く焼くと言うよりは遠火でじっくりと火を通している印象だ。そのため、ささみやレバーなどレアで頂くものに関しては文句のつけようがないが、かしわなどもう少し表面をカリッと仕上げて欲しいものでは焼きが甘く感じる。
途中、串物以外の料理も。
最後はきじ丼、のり茶漬け、きじ茶漬けの中からきじ丼をチョイス。これにはスープが付いてくる。
かしわに比べるとしっかりと火が入った印象でタレの塩梅もよく締めとしての完成度が高い。
結果的にお店を出るまでに2時間半弱掛かった。しかし、最初の料理が出てくるまでに25分。そこから最初の串が出てくるまでに更に20分。その後も長いと串間が20分掛かることもあり、流石に間が空きすぎる。これだけ空くと間が持たずと酒量が不毛に増えていくのが難点。じっくりと火を通していることも一因かも知れないが、夫婦だけで切り盛りしているとは言えもっと効率的に出来そうに思えてならない。