ソロンタンを頂いた翌週にさっそく再訪。お目当てはオススメだと言われたテジクッパ。
昔、仕事でソウルに30回ほど行ったことがあるが、テジクッパは食べた記憶がない。それだけに興味津々。
いつもの様にキムチが供される。発酵が進んでいるのに食べやすい優しい味。
続いて、薬味が運ばれてきた。
生のニラとアミの塩辛、唐辛子系の調味料。ニラにはごま油と唐辛子で軽く下味が施されているようだ。
これをクッパの中に直ぐに投入し、アミの塩辛も半分くらい入れる。後は味を見ながら少しずつ足して行く。調味料はニンニクと生姜がベースのものでこちらはお好みで。と、事前に指南を受ける。
ほどなくしてテジクッパの登場。言われた通りに直ぐにニラとアミの塩辛を投入。
スープの見た目はソロンタンと変わらない白濁系のスープ。濁りはより少なくクリアな印象。
てっきりソロンタンと同じ牛骨スープを使っているものだと思っていたのだが、こちらは豚骨からスープを取っているのだとか。豚骨スープと言うと九州ラーメンはその代表だが、臭みを感じるお店も少なくない。
それに対してこちらのスープは一切臭みは感じられず、奥深いコクを感じる。油っぽいものが嫌いらしく、丁寧に油を取り除き作っているのだそうだ。その結果、すっきりとした雑味のない味わいに仕上がっているのだろう。ソロンタンと違ってアミの塩辛を入れることで味に複雑味が増して滋味深い。
聞けば、テジクッパを出すお店は日本では少ないのだそうだ。それだけちゃんとしたものを作ると手間が掛かるということらしい。
ますますこちらのお店は底知れなさを知った。さて、次は何を食べようか。