さりげない佇まいの町中華のお店
恵比寿駅からバス通りを白金方面に暫く進み、坂を登り切る少し手前にある町中華のお店。駅からは優に10分は掛かる距離にあり、決して交通の便は良くない。昔からのお店だと思われるが建物自体は新しい。
実際にはメニューはもう少し種類があるが、基本的に麺類とご飯ものに若干の炒め物が用意されているくらいで種類はさほど多くない。
店内はカウンターとテーブル席があるのだが、コロナの影響からかカウンターは使用されておらず10席ほどのテーブル席のみで営業している。
年配のご夫婦二人で切り盛りしていて、一人前かひとグループ毎に丁寧に作っていくので料理の提供には少し時間が掛かる。奥さんが麺類をご主人が炒め物を分担して作っているようだ。
半チャーハン+ラーメン
この日は初夏を思わせる日差しが照り付けるほど暑い日だったので冷やしそばも考えたものの、店内はクーラーがかなり利いていることもあって、2種類頂けるこちらのセットを選択した。
雑味のない済んだスープは化学調味料の存在も殆ど感じられず、昔ながらの東京ラーメンの趣きがある。
中太麺はさほどコシが強くないがスープとのバランスは悪くない。
チャーシューとメンマはピンク色に染まっているのが特徴で、しっかりと焼いたチャーシューを供する。
ラーメンは突出したものは感じられないものの毎日食べても飽きのこない美味しさだ。
そのチャーシューの効果もあって彩が美しい。パラパラではなく、ややべちゃなタイプだが塩気は全体にいきわたっていてバランスがいい。
冷やしそばにも丁寧な仕事ぶりが見てとれたので、次回は冷やしそばを是非。
