しょうが焼きとのコンビネーション
靖国通り沿いにあるお店。神保町と水道橋の中間ほどに位置する。
かつてお店の路地を入ってすぐの場所に半ちゃんラーメンで有名な「さぶちゃん」があり、こちらのお店はさぶちゃんの弟さんが営んでおられた。老夫婦がやられているとのレビューを見たので、未だ現役なのかと驚いていたが、さすがに代替わりをしていて息子さん?と母親で切り盛りしているご様子。
殆どのお客はメンチカツかハンバーグとしょうが焼きの盛り合わせを注文している。
ハンバーグしょうが焼き盛合せ
しょうが焼き、ハンバーグ、ナポリタン、きゃべつの千切りが所狭しと並んでいてボリューム満点。
ハンバーグは既に火入れしたものが厨房に置かれていて、この他にも更に2つのフライパンで焼き続けている。あくまでも効率重視で先行して準備を進めているのだろう。
火入れが終わったハンバーグをフライパンで仕上げるのかと思ったら、厨房の脇に設置された湯煎されたケチャップ缶の中からハンバーグを取り出し盛り付ける。この缶のソースをひと掛けしたら完成。しばらくして焼き上がった肉は別の缶の中に。
このように作られているので残念ながらあつあつではないし、切っても肉汁たっぷりでもない。
それでも学生街の洋食屋らしく肉感がたっぷり。せめてソースをもうちょっと添えて欲しいところ。
しょうが焼きは甘さが効いた優しい口当たりのタレが染みていてごはんによくマッチする。濃いめの味付けながら辛すぎずほどよい塩梅。
メンチカツは食べやすくカットして出してくれる様で、包丁を入れるサクっという音を聞く限り、揚げ具合も良さそうだ。アツアツ度を考えてもこちらが正解だったかと少し後悔したが、さぶちゃんの行列に諦めて頂いたハンバーグが懐かしかったので今回は良しとしよう。次回の楽しみに。