土曜日の13時過ぎに店着
既に3組の先着が並んでいた。お店は靖国通りから少し脇道を入った路地にさり気なく暖簾を掲げている。
九段下、市ヶ谷共に徒歩圏内だが、距離と途中の上り坂を考えると市ヶ谷の方がいい。
お昼の一品のメニューにはそそられるものがあるが、ノンアルでは魅力半減。
土曜日はこの2つが看板メニューになるのだろう。
15分ほど経ってようやく店内に案内された。
落ち着いた雰囲気で美味しいものが食べられそうな予感を感じる。
残念ながらお目当ての大海老天ぷらそばは既に売り切れ。
そこで穴子は?と聞くと、最後の1枚だけ残っているというのでお願いした。
大穴子天ぷらそば
見た目にも美しい盛り付け。衣はサクサクと油切れも良く、おそば屋さんの天ぷらとしては上々の出来映え。朝〆めと書かれている様に臭みはまったくなく、想像以上に身も肉厚で大きい。
これは案外、海老でなくて正解だったのではないかとさえ思う。
おそばはもっちりとした食感なので、二八よりも小麦粉の配分が少し多いのかも知れない。
それもあってか、そばの香りは少し弱い。勿論、季節柄仕方ないところではある。
つゆは出汁の香りが強すぎず、平坦な味わいのストイックなタイプ。
薬味にはねぎとわさび。わさびには本わさびを使用している点は高く評価したい。
次回はそばの季節にそば前と共に楽しみたい。