時間制のはずが・・・
車力門通りにあるお店。1時間単位で設定されている時間制を敷いていて、当日に予約をしての訪問。
時間ぴったりに到着したもののお店の前には待っている人が。しかし、待てども中には入れない。
しばらくして店員さんにメニューを渡されて事前に注文。すると、切り方はどうしますか?の質問が。
なんでも厚切りと薄切りの2種類があるらしい。事前予習不足のため、どの程度の違いがあるかわからないのでオススメの方をお願いすると、どちらもオススメとのことだったので厚切りに。
結局、15分ほど待って店内に案内に。入って直ぐにカウンター席。奥がテーブル席になっているようだ。
カウンターの上にはとんかつ用の大皿が豪快に並ぶ。
途中、揚げたとんかつを一度カットし、中の火の通りを見て、それからかなりの時間が経ってからとんかつが登場。かなりの時間休ませていたのだと思われるが、席についてから供されるまではおよそ20分ほど。
上ロースかつ定食 300g
どちらかというと薄切りの様にも感じるのだが。厚切りなのであればこれ以上薄いとなると微妙なところ。
衣は粗目のパン粉を使用したやや白味掛かったタイプ。食感はサクサクと小気味いいが衣に油が残っているもののされほど気にならない。まずはそのまま何もつけずに頂いたが、筋肉質でしっかりとした噛みごたえのあるタイプで肉そのものにしっかりと旨味がある。特に脂身は甘くてジューシー。
続いて塩を試してみると甘い脂の旨味がより一層引き立つ。
かなり粗い岩塩タイプなので量の調節が難しい。どうしても過多になってしまうので食べるのにも工夫が必要だ。その他にも色々な食べ方を提案してくれる。例えば、辛子しょうゆ。全体をよく混ぜて頂く。とんかつにしょうゆが合うと感じたことはないのだが、これでいい味変にもってこい。
また、ソースは鍋で直前に火に掛けてから出してくれる。このソースが秀逸で主張が強すぎないので変にソース色に染まらず豚肉の旨味をしっかりと感じられるところがいい。
京味出身という割にはお味噌汁は期待ほどではなかったが、ごはんはとても美味しい。
200gを注文された方の量を見た時は食べきれるか心配だったのだが、思ったよりも余裕で頂けた。
衣に油の残りが感じられたが、油の質がいいのか食後感も軽い。
いつか梅山豚にも挑戦したい。