時間に余裕を持って出掛けたい
ちょうどお昼時ではあったものの、お店の前の列は4人。これならば、さほど待たずに入れると思って列に加わった。中の様子を伺うと、店内の椅子に更に3,4人が待っている。それでもキャパシティを考えるとそれほど待つことはないだろうと予想していたが、列は一向に前に進まない。
結局、券売機の前に来るまで20分。店内のベンチに座り更に10分。並んでから着丼までは実に40分の時間が掛かった。よくよく観察するとのんびりとマイペースで作っている印象だ。相対的に丁寧な仕事ぶりに見えるがどこか非効率的に映る。手際の良さもプロフェッショナルならば大切な要素だろう。
そう言えば、2年前の訪問時にも同じことを感じた。例えば、客が席に着いて少ししてから食券を回収してか作り始めるのだが、客席の状況を把握していれば先に注文を確認して作り始めることもできる。客席まで目が届いていないのだろうか。そこがのんびりと感じる理由のひとつである。いずれにしても店側の努力で改善できる余地は多分にありそうだ。
今回はたまたま、並ぶタイミングが悪かっただけなのかも知れないが、これでは時間によほど余裕が無いとおいそれとは並べない。
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前回、訪問したのは2年前。その時にチャーシューが好印象だったので焼豚中華そばをチョイス。
焼豚中華そば
麺が見えないほど、表面はチャーシューで覆われている。このままでは食べづらいのでチャーシューから。特に硬すぎる訳でも、筋っぽい感じでもないのだが、とにかく脂身とその周辺が不思議と噛み切れない。
これはいったい何なんだろう。
スープは醤油の香りがピッと立っていて、動物系と魚介系がお互いに突出することなく、バランス良く調和している。
麺は加水多めの中細ストレートタイプ。これには醤油がほどよく絡む。麺とスープのバランスとしてはよく出来た中華そばだと思う。ただ、スープの量があと3cmは欲しい。
チャーシューは都度切り分けるなど丁寧な仕事ぶりが見て取れるのだが、何故かネギは不揃いでとても切り方が雑なのが気になった。お蕎麦屋さんでは基本薬味のネギはそば湯を飲むとき以外、使わないのだが、それでも太かったり、不揃いだったり、乾いているものが供されるだけでかなり意気消沈してしまうほど、結構、重要な仕事だと思う。