行列を横目に
花山うどんを後にすると目の前には物凄い行列が目に入った。某喫茶店の行列である。
少し冷やかしを兼ねて行ってみるとその先に気になるお店を発見。
どうやらいなりすし専門店の様だ。店名は白金やと書いてプラチナヤと読ませる。
こんがりと焼き目がついたいなりすしの姿に心惹かれる。
立て看板を見ると店内でも甘酒と共に頂く事もできるらしい。
興味本位で店内へ。メニューは大きく8個入りか24個入りの2種類のみ。入っている具材の違いで各々が2種類ずつに分かれる。折角なので6種類の味が楽しめる8個入りを購入。
見た目には具材がわからないので配置が掛かれた紙が挟み込んである。
蓋を開けるとこのような形だ。
しっかりとした焦げ目が印象的だ。これには意味が次の様な意味がある。
お店の場所は歌舞伎座の横。焼くが旨くなる=役が上手くなるという験担ぎをしているのだとか。
小さい姿にも舞台化粧を落とさずにひと口で食べられるという事を意識しているのだと言う。
ひと口サイズのほどよいサイズ感。焼いてあるため、油揚げの余分な油分がほどよく抜けてベタベタしていないところがいい。上品な味付けのため、くどくなく、スーッと胃袋に収まり、食べ飽きない。
具材の中では山椒や紫蘇が良かった。確かにこれなら観劇の時の軽食として選択肢のひとつと言える。