富士㐂(とんかつ/人形町) 
やっと出会えた!高校生の愛情が育んだ極上豚!

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愛農ナチュラルポークとは

不思議な豚である。少し前まで名前すら聞いた事がなかった。
年間およそ200頭しか出荷されない希少な豚なのだそうだ。

日本で唯一、私立の農業高校が三重県伊賀市にある。
その名は愛農高校。全寮制の学校で授業の一環として豚を飼育している。
生徒がペットを育てる様に可愛がっているため、豚はストレスなく育ち、
手を出せば寄ってくるほどなついているのだそうだ。

特別な品種という訳ではないらしいが、ストレスレスで育った豚肉は
とても美味しく、学者が調べてもその理由はわからないらしい。
実に不思議な豚なのである。

更に取り扱っているお肉屋さんが滋賀県に一軒あるのみ。
ここで適度に調整した後にお店に出荷される。
都内のとんかつ屋さんではわずか2軒しか取り扱っていない。

7度目の正直

生産量が低いため、いつもある訳ではない。
そこで何度か訪問するも入荷はなく、電話での問い合わせでもない日が続いた。
そして、7度目にしてようやく出会う事が出来た。

夜の19:30頃、到着するとお店はかなり席が埋められている。2Fでは宴会が行われているようだ。
カウンターに腰を降ろし、お店の人に尋ねると、ヒレは売り切れているが、ロース肉の極厚であれば
一人前だけ用意できるという。何とかギリギリ間に合った。

メニュー

料理の登場を待っている間、メニューに目を通す。
岩中豚や瑞穂芋豚も扱っていて、これらを食べ比べが出来るセットが用意されている。

また、とんかつ以外では、しゃぶしゃぶがあり、宴会客はこちらが主軸の様だ。

その他、つまみとして単品の料理も用意されている。

中でも、メンチカツなどはお手頃の料金で目を引く。やはり豚肉を使用しているのだろうか。

極厚切りロースかつ

注文から20分ほどしてかつが運ばれて来た。
写真は運ばれてきたままの姿である。

300gの肉を豪快に5切れにカットされていて。両端以外は肉が見える様に配置されている。
脂部分が占める割合が高い。ただし、その脂が白くなく、透明感があるのがとても印象的だ。

まずは端から2番目をそのまま齧り付く。
肉が分厚いのでかなり噛みごたえがある。脂、お肉ともに柔らかいので抵抗はない。
噛みしめるたびにジュワっと脂の旨味が広がる。

脂の旨さ、甘さは特筆もので、スッと胃袋に収まる。
下味がしっかりとしているので何もつけなくても十分いけるが、脂身の部分に少し塩を足してやると脂の甘味がより引き立つ。

最後に肉度が高い左端部分を頂いて完食した。
リブロースやヒレなど、他の部位も是非頂いてみたい。

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