以前から気になっていたお店
とあるものを食べに人形町まで足を運んだのだが、残念ながら叶えられなかった。そのため、以前から気になっていたこちらのお店へ予定を変更した。この日、都内は朝から雪が降っていただけに人出が少ない。普段はいっぱいのお客で賑わっているこちらのお店もこの日は数えるほどだ。
オープンキッチンのカウンターのみのお店で、同じ人形町にある「キラク」の流れをくむ。それだけにお店の看板にもビーフカツの文字が書かれている。調理するのは女性一人のみ。この光景は洋食屋では珍しい。
ビールで喉を潤す
ビーフかつれつ(ハーフ)
看板にも書かれているビーフかつれつ。見ればハーフサイズがあったので、ビールのアテに注文した。
冷蔵庫から肉を取り出す。
予めカットされた肉は少し黒ずんでいてあまりいい色あいとは言えない。
肉は薄く、衣を付けると油が張られた鉄のフライパンに投入された。
高温の油で揚げているのだろう。揚げている時間はわずか30秒ほどと短い。
やはり、肉そのものに旨味が感じられず衣も少し硬い。
ハンバーグ
ポークソテーとかなり頭を悩ませたが、前の週に訪れた香味屋との比較からこちらをチョイス。
いかにも下町の洋食屋さんらしい風貌だ。味わいも素朴で家庭的な温かさが感じられる。
肉そのものはジューシーさはないが、デミグラソースは味が練られていて良く出来ている。
付け合わせのマカロニサラダは油分はしっかりと感じられるがマヨ度が低い。
比較的小ぶりなので2品あっても丁度良く食べられた。
気になるメニュー
気になるメニューはいくつかある。
10食限定のかつカレー
作るところを見ていると、ビーフかつれつ同様、豚肉そのものに魅力が感じられない。
こちらも揚げ時間が驚くほど短く、わずか2分程で完成する。
カレーは洋食屋さんらしい風情だが、かつはちょっと微妙な印象を受けた。
それならば、350円でライスにカレーをちょい掛けしてもらった方が良さそうだ。
ハヤシライス
デミグラソースからすると出来は良さそう。
こちらもライスにチョイ掛けが出来る様だ。
ポークソテー
かつてキラクでポークソテーを担当されていた方だけに期待度が高い。
こちらはかつカレーのかつよりも厚手の肉を使っている。肉質も艶やかで質が高そう。
フライパンにバターを熱すると豚肉を入れて直ぐに蓋をする。
続いて、白ワインと思われる液体を入れてフランベし、裏面を焼いて蓋をする。
最後に予め用意していたあわせ調味料を入れて仕上げていたが実に手際がいい。