蔵前橋通り沿いにあるお店。
下町ラーメンと銘打っているのだが、昔ながらの東京ラーメンではなく、サンマーメンとタンメンが売り物にしている。何だか掴みどころがない感じがしてしばらく敬遠していた。
入口の様子とは違い、店内は奥に広く、カウンター席とテーブル席が用意されている。
猛暑の中、冷やし中華そばにも心奪われるが、初見のお店で頂く料理としては本領がわかりづらい。そうなるとやはりここは暑いのを覚悟して看板メニューを。
サンマーメン
麺の上にもやしを中心に豚肉、ニラ、人参、木耳などが入った餡掛けの炒め物が乗る。
やや黄色味を帯びた中細麺。つるつると舌触りがいい。
餡掛けの底をレンゲで手繰るとスープは想像以上に透明度が高い。鶏ガラベースのすっきりとしたスープに炒め物という組み合わることでいい具合に均衡を保っている。炒め物の火の通しがよく、もやしはシャキシャキと小気味いい。
それにしても餡掛けスープは最後までかなり熱々なので寒い日には打ってつけだろう。
窓に貼っているメニューからてっきり麺類のみ扱っているお店だと思っていたのだが、炒め物からつまみ類まで幅広い。もはやラーメン屋というよりは町中華の趣き。サンマーメンのもやしの感じから炒め物にも注目したい。