大行列の予想が・・・
日曜日の開店15分前に到着すると予想に反してまだ誰もいない。しばらくすると店主から今日は12時10分からになるとのお言葉が。
定刻になり食券を購入。水は勿論のこと、レンゲや箸などひと通りのものを持って席につくシステム。券売機の手前に置かれたサービスのゆで卵も一緒に携えて着席。
席についた後も暫く準備を進めているため、最初の一杯が出来るまで少々待たされる。コの字型のカウンターが埋め尽くされた頃に店主から「今日は五時間炊いているのでいい感じに仕上がってます」とのひと言に店内のボルテージが一気に高まる。
待っている間、卵の殻を剥いてスタンバイ。剥いた殻はティッシュの上にまとめておくのが作法らしい。
卓上には紅生姜、キクラゲ、高菜、ニンニクや各種調味料が置かれている。
作っている所作を見るとまとめ何人分かを作るのではなく、一杯ずつ丁寧に作っていく。その分、多少時間は掛かるが些細なことも美味しさの秘訣なのだろう。
ラーメン
まずはそのままで。店内に漂う豚骨の香りそのままに旨みがあって正にくさ旨という言葉がしっくりくる。
続いて、紅生姜、キクラゲ、ゆで卵を投入。特にキクラゲが秀逸で歯ごたえが心地いい。
スープはそれほど白濁している訳ではなく、むしろ澄んで透明感がある。
九州ラーメンではあるが麺の硬さについて言葉を発する客は皆無。すべては店主任せ。バリでもなくやや硬いくらいだが、スープに良く馴染んでいい塩梅。
半玉替え玉した後、最後に高菜を入れて締めくくった。都内で食べられる九州ラーメンとしては屈指の存在。