三越フランス展(フランス料理/三越前)

シェアする

スポンサーリンク

今年のフランス展

例年に比べるとやや小規模ながら今年は2週間に渡る長い開催となる。
個人的にはワインの試飲がないこと、ノーザンエクスプレスの出店がないことがかなりのマイナス。

ワインの試飲ができた当時は色々と比較できることもあって、買おうというテンションが俄然高まったのだが、そのためどの売場も寂しい状況であった。特にこのイベントでは1万円くらいするワインも試飲できとてもいい勉強にもなるので、またいつの日か復活して貰いたいものだ。

一方、ノーザンエクスプレスはこの時期、セップ茸やトランペットなどなかなかお店ではお目に掛かれないフレッシュのきのこを計り売りしてくれるのがよかったのだが、前回に続いて今回も不参加。きのこ類の他にも野菜やノルマンディー産のバターをコスパ高く提供してくれただけにまたの出店を期待したい。

それでもワインやノーザンエクスプレスのブースが縮小された分、新しいお店の出店もあったので今回は備忘録の意味でそんなお店を4軒紹介したい。

メッツゲライ・ササキ

今回の目玉のひとつがパテ・クルート。パイ生地の中に詰め物をして焼き上げた料理で、今回、5軒のレストランのシェフが各々1品ずつ出品している。この企画を主催するのが石塚奈帆美さん。何と自ら店頭に立って応対していた。

最初、気になったのはこちらのパテ・クルートだったが、石塚氏にお話を伺うと2020年の第6回パテ・クルート世界選手権アジア大会で1位になったメッツゲライ・ササキの福田シェフと2位になったア・ターブルの中秋シェフがおすすめだという。なんでも今年のフランスで開催される世界大会ではどちらかが優勝するのではないかとのお話だった。

全体の味わいもさることながら、パテの構成やカットしたときの断面の美しさも大切で今回はふたりとも出来がいいと言うので急遽、福田シェフのパテ・クルートに変更。

生地の上部には赤ワインを効かせた濃厚なコンソメジュレ。シャラン鴨は濃厚な味わいでピスタチオや白いちじくなどの具材がバランス良く配置されていて完成度が高い。

レ・ジニシエ X Mei Narusawa

パンはフランス展では外せない1つ。今回、唯一行列が出来ていたのがこちらのお店。
2017年フランスで最も権威あるバゲットトラディションコンクールで日本人として女性として初優勝した成澤氏のレシピを忠実に再現しているというのでバケットを購入。

粉の香りをしっかりと感じられるバゲッドで、中はほど良い柔らかさ。もっちりとした弾力性もあって、このバランスがとてもいい。そのままでも少し温めても美味しい。

また、催事限定のパン・アペリティフ・ソレイユはチョリソー、トマトのコンフィ、グリュイエールチーズを練り込んだパンでおつまみに最適な一品。

デザートとしてフランボワーズショコラブランを。
ホワイトチョコレートを合わせているところがミソでチョコレートが主張しすぎずいい脇役になっている。

アバ

江戸川橋にあるデリカテッセンのお店。まだ2020年オープンしたばかりと新しい。
パテだけで10種類以上のバリエーションが揃っていて、いずれも無添加で作られたもの。

蝦夷鹿など興味深い食材を使ったパテもあって、いくつか試したいところではあるが、パテ・クルートを購入した後だったのでベーシックなパテ・ド・カンパーニュのみ購入。

無添加とあって雑味のないナチュラルなテイスト。優しい穏やかな味わいではあるが、このあたりは調味料などで色々と調整可能。是非、お店にも行ってみたい。

メザニーン

パテ類があるので何かちょっとしたメインになりそうなお惣菜を探すもこれといったものが少ない。
そんな時にふと目に入ったのがこちらの鴨のロースト。焼き上がったばかりということで購入した。

焼き色もキレイだし、この手のお惣菜の中ではお値段もお手頃だったのも理由のひとつ。

既に味付けがされているとのことでそのままの状態で頂いた。確かにしっかりと味付けが施されているのでそのまま頂いても十分に美味しい。スパイスの使い方が巧みで鴨の臭みを抑えると同時に香り高いアクセントになっている。恐らく、山椒、クミンの粉末、ナツメグあたりが使われているのだと思われるが変に突出することなくバランスがいい。

これはお得なひと品だった。

来年は是非ともワインの試飲とノーザンエクスプレスには復活して貰いたいものだ。

食べログ グルメブログランキング にほんブログ村 グルメブログ 東京下町食べ歩きへ

↑↑参考になったらポチッとクリックして頂けると嬉しいです↑↑

New
スポンサーリンク

シェアする