創業60年の老舗
路地裏にひっそりとお店を構える趣きのある佇まい。刻まれた時間の長さを感じる。
平日の12時を回ったばかりの時間帯だけあって、既に店内は大勢の客でごった返している。1階は既に満席だったので、2階席に案内された。
卓上にメニューはなく、壁に所狭しと貼られたお品書きから選択する。座る席によってはメニュー選びが少し難儀だ。
酒肴もなかなかの充実ぶり。
お目当ては季節限定のせりカレー(1,300円)。注文時に根入りかどうか尋ねられるので、根入りでお願いした。因みにこのこの根入りが頂けるのは11月から2月までとなる。
せりカレー
混雑時のため、20分ほど経過して供された。
中央にはたっぷりの芹が乗せられている。実はこれが表面だけに留まらず中までしっかり入っているので、食べても食べてもなかなか減らない。
根が付いた部分だけでも5つほどあっただろうか?やはり、根の周りの旨さは格別である。
つゆはほど良いとろみ具合でそばが手繰りやすい。
カレーそのものの味わいが良く、出汁の旨味と良く調和している。
最後の方に来るとつゆがより一層、サラサラとした食感に感じられるから不思議だ。
また、そばはなかなかのボリュームがあるので十分にお腹が満たされる。