駅では浜町が一番近い
久松警察署の右脇の道を入り、最初の曲がり角を右手に入った場所にお店を構えている。旨いそばが頂けそうな予感を感じさせてくれる佇まい。
休日の昼間。既に入口の扉に満席の札が掛けられていた。
外からは中の様子は伺い知れないので、そのまま待つことに。
既に席は空いていて、後片付けをしていたところだった様子で、ほどなく店内に。
小ぢんまりとした造りだが、落ち着いた雰囲気で寛げる。
また、ひとり客でも4人掛けのテーブルに案内していているので、どうやら相席はさせない主義の様だ。
メニュー
目を引くのは変わりそば。どうやら一茶庵系のお店らしい。
かつてはよく目にしていたが、最近では珍しい。
肴は種類こそ多くないが、そば前を楽しむにも良さそうだ。
この日、注文したのは天せいろ。料金をプラスしてそばを三色そばにして頂いた。
席につくと揚げたそばが供されるのでこちらをつまみにビールを頂く。
天せいろ
10分ほどしてまずはてんぷらが運ばれてきた。
海老が2尾に椎茸、茄子、かぼちゃ、ヤングコーン、しし唐とバランスがいいラインナップ。
衣が薄いので軽やかだが、少し油切れが悪い。
茄子やかぼちゃはそれほど気にはならなかったが、特に海老が気になった。
三色そば
手前から時計回りにレモン切り、田舎そば、せいろの順。
全体的にそばの香りが少し弱い。もしかするとそば粉の割合が少し低めなのかも知れない。そのかわり、田舎そばは他の一茶庵系のお店に比べて滑らかな喉越しと柔らかさを感じる。
つゆは透明度が高い軽めのタイプ。しっかりと出汁が効いて柔らかみがあるり、このお店のそばとはバランスがとれている。
すべて女性のみで切り盛りしているお店だけあって、女性ならではの優しい味わいがてんぷら、おそばを通して感じられる。