越前堀児童公園脇
門前仲町方面から永代橋を渡って、2つ目の信号を左折。そこから少し入ったところにある。
この日は人形町まで自転車で出掛けた帰りに立ち寄ったので、はっきりとした位置が把握できないが、
最寄り駅で言うなら八丁堀か茅場町という事になるのだろう。
店に入ると左手にオープンキッチンのカウンターがあり、中央には8人がけのテーブル席が配置されている。
また、店の奥と右側は壁に沿ってカウンター席になっている。
あまり寛げる雰囲気ではないので、長時間、ゆっくりと食事を愉しむという雰囲気ではない。
こちらはビャンビャン麺を食べさせてくれるお店でメニューを見るとバリエーションが多く目移りしてしまう。担々麵などの汁物もあるが、やはりビャンビャン麺らしい料理を頂きたい。
メニュー
Wikipediaによれば
ビャンビャン麺とは陝西省では一般的な幅広の麺を指す。陝西省の咸陽市周辺では、油溌麵とも言われる。
茹でた麺の上に唐辛子や刻み葱をかけ、それに熱したピーナッツ油などの油をかけて香りを出し、和えて
食べる方法が主流で、特に冬になると唐辛子を大量にかけて食する。
酢、塩、醤油、唐辛子、花椒などの調味料やもやし、コリアンダー、肉などの具材を加えて和えて
食べることも、酸味と辛みのあるスープに入れることもある。
具のないものは田舎に住む貧民の食事であったが、近年ではその風変わりな名前や表記から脚光を浴び、
西安市などの都市でも提供されるようになった。と記されている。
結局、独特の幅広い麺の総称だから味は何でもありなのだろう。
しかし、それならば最もビャンビャン麺らしい料理と思われる油溌麵しか選択肢はない。
熱盛りと冷盛りがあると言うので敢えて前者でお願いした。
注文をすると厨房からは波長の短いパルス音が響く。ビャンビャンというよりはピシッ、ピシッと
言った鋭いフラッターエコーの様な感じだ。
油溌麵
お店は空席がわずかな状態で賑わっていた事もあって、15分ほど待たされて着丼。
よくかき混ぜて食べるように言われたもののまずはそのまま頂いてみる。
もっちりとした食感でしっかりと旨味がある。
続いて、言われた通り混ぜてみる。丁度、唐辛子の粉が適度に混ざりあったくらいのイメージだ。
何口か食べてみるも、具材がほどよく分散されて少し馴染んだかなと思う程度で、最初の印象からはそれほど変わらない。更に麺を持ち上げてみると底には黒い液体が。どうやら黒酢が入っていた様だ。
重い麺を持ち上げて本腰を入れて混ぜる。すると麺の色が様変わり。いぶし銀の光を放つ。
黒酢が絡まる事でより一体感が出て複雑味を増す。
調味料やナッツ類の香り、ほどよい辛さがいい塩梅でバランスしている。
それにしても麺の旨さは目から鱗だ。
メニューには餃子などの点心類もあって、気にはなったのだが、麺の量が思ったよりもボリュームがあり、
結果的に頼まなくて正解だった。
油溌麵と一緒に運ばれてきたのがゆで汁。
いわゆるそば湯的な位置づけなのだろう。そばはビタミンC以外の栄養素がバランス良く入っているが、
小麦を茹でたお湯に果たしてどれほどの効果があるのかは定かではないが、これが意外と染みる。
ビャンビャンです
題名間違えてます