かに + 豚骨という新ジャンル
人形町の喧騒から少し離れたオフィス街にあるお店。赤い看板が目印だ。
このお店のラーメンは渡り蟹からとったスープと豚骨をあわせた超個性派。自慢のスープを最後まで味わって欲しいという思いから、最後に雑炊として食べる雑炊セットが推奨されている様だったので、こちらの食券を購入。
連休後半、休日になかなかこの場所まで足を伸ばす人が少ないせいか、先客はわずかに一組のみ。
席についてわずか2,3分という早さで着丼。
蟹そば + 雑炊セット + 肉増し
ベースとなる豚骨スープはどろっとしたかなり濃厚なタイプで丼の底はまったく伺う事ができない。
まずはそのスープを頂く。熱々の温度感がいい。
濃厚な豚骨スープにかにの旨味成分がしっかりと溶け出していて、これが良くマッチしている。
渡り蟹から丁寧に出汁がとっられたスープは臭みがない。
やや茶色味を帯びた中太の麺は、濃厚なスープがよく絡む。
具のチャーシューは低温調理でうっすらとしたピンク色の火の通しで、しっとりと瑞々しい。その上をほうれん草のペーストが彩る。穂先メンマは柔らかく煮込まれていて美味しい。また、玉ねぎのみじん切りがシャキシャキといいアクセントになっている。他にうずらの玉子の燻製と海苔が添えられている。
麺を食べ終えると丼を店主に預ける。
直ぐに雑炊になって登場だ。このとき、ひと回り小さい丼で供された。これに薬味が別途添えられる。
確かにご飯との相性はいい。
卓上に置かれたガーリックオイルが気になったので、後半に少し投入してみたが、これはこれで悪くない。
途中からの味変におすすめだ。しかし、雑炊セットまでやってしまうと流石に食べ過ぎ感は否めない。