三度目の正直
築地警察署から銀座方面へ進み、高速道路の上を通る橋を越えた二本目の曲がり角にある。
TVなどでも紹介された影響か、開店前からかなりの行列ができる。
これまでに二回チャレンジを試みたが、わずか6席という席数と回転数を考えると1時間は待たされそうだったため、敢え無く断念した。
この日は開店30分前に到着。何とかギリギリ一回転目に入る事が出来た。
過去二回チャレンジした時もそうだったのだが、ラーメン店としては珍しく並んでいる人の姿に年配の方が多いのが特徴だ。
メニュー
特製中華そば
順番にお店に入り、券売機で食券を購入し席につく。
ラーメンは特製中華そば。待っていた間、喉が渇いたのでビールを注文。
エビスの小瓶が280円という良心的な価格に心惹かれた。
清潔感溢れる店内。ぴーんと張り詰めた緊張感が漂っている。
席にはレンゲ、箸が綺麗にセットされている。また、おしぼりを出してくるところが嬉しい。
透明度が高いスープ。手前にはチャーシュー、上に粗挽きの黒コショウが乗る。
奥には煮玉子、ネギ、メンマが整然と並び、見た目が美しい。
まずはスープを頂く。熱々具合の温度がいい。タレを使わないスープと聞いていたので、穏やかな塩気のスープを想像したが、しっかりと塩分が効いていてくっきりと輪郭がある事に驚いた。
一点の曇りがなく、飲むほどに滋味深い味わいだ。
中太の麺は特にコシや旨味が強いタイプではなく、スープを邪魔しない麺と言えばいいだろうか。
具のチャーシューは柔らかく、味が程よく染み込んでいた。
煮玉子
半分くらい食べ進めたところで煮玉子を。黄身の色が濃い。
最後はスープまで飲み干して完食。
入店からおよそ15分くらいでお店を後にした。
いま、東京を代表するラーメン店の一軒と言えるだろう。