オープンしたばかりのお店。正式な開店日はわからないが、今月に入ってからのオープンと思われる。
この季節、なかなかおでんの気分にはならないが、気になって訪問。休日は早い時間からほぼ満席だ。
店内はコの字型カウンターをメインに若干のテーブル席が用意されている。お酒は比較的良心的価格。
定番メニューとお通しで供されるネギ醤油と山わさびの説明。薬味としては辛子が最強だとは思うが、種によってはなかなかの好相性だった。特に山わさびは色々なおでん種との相性がいい。
これだけではなく、各種調味料が用意されているのでお好みで味変を楽しむことができる。
まずは人気の肉おでんの中からやわらか牛タンを。
出汁の味は割と濃い目で昆布出汁がかなり強い。牛タンには味がよく染み込んでいて、肉も柔らかい。
変わり種のガーリックトースト。一度に沢山注文したが、少しずつ様子をて出してくれるのは有り難い。
ガーリックトーストのおでんって果たしてどうなんだろう?と思ったが、意外にアリである。ガーリックトーストというところがミソで、ガーリックの風味でおでんの出汁に滲み出し洋風のテイストに。トーストも出汁の旨味が染み込んで、いいおつまみになる。
続いて、九条ネギの巾着。お揚げの中には九条ネギのみじん切りがぎっしりと詰まっている。思ったよりも変わり種という印象は薄い。
一般的なおでん種から大根、玉子、ちくわぶを。恐らく、どれも注文が多いネタだと思われるが、そのせいか、まだ味が染みきってない印象だ。どのおでんにも言えることだが、出汁は昆布の香りが強く、京風ではあるがしっかりと塩気を感じる。
アンバターとクリームチーズは餡の甘さは殆ど感じられず、チーズの塩気と相まっていいおつまみに。
締めには鱧だしを使ったうにの焼きおにぎりを。鱧だしというだけあっておでんとはひと味違って上品な仕上がり。焼きおにぎりではあるが、お茶漬け風に頂く。
全体的にお酒も良心的な価格でおでんも変わり種や食べさせ方に工夫があるし、おでん以外のつまみもあるので使い勝手がいい。