小さな良店
半蔵門から歩いて3分ほど。国立演芸場に向かう途中にある。
店内にはテーブルがわずか4つのみの小体な造りで、このご時世のせいか相席はさせない。そのため僅か4名で満席になってしまうことも。この日はお昼前だったため、運良く待たずに入ることができた。
メニューを開くと最初のページにお昼のつまみの文字が目に飛び込んできた。
どれも500円前後の手軽な価格設定が魅力的。
その中からそば味噌を頂く。
これにはビールというより日本酒が欲しくなる。中に入っているそばの実の食感と香ばしさがいい塩梅。
鴨そぼろぶっかけ蕎麦
通常であれば初めてのお店ではせいろにするところだが、こちらの季節のおすすめに惹かれた。
おそばの前に薬味とつゆが供された。わさびは本わさび。これだけで期待が膨らむ。
おそばの上にはそぼろと鰹節、海苔が乗る。
まずは、具材を避けてそばだけを。エッジが効いた食感のほどよい茹で加減。この時期にしてはそばの香りも感じられる。ちなみにそばは長野県八ヶ岳山麓産のそば粉を使用。
続いて、全体をよくかき混ぜて。鴨の野趣が足りない香りをうまく補ってくれて、完成度が高い一杯。