いつもすんなり
豊洲市場の中でいちばん飲食店が集まっている水産仲卸売場棟。
入口を入ってすぐ2軒目の好立地にお店を構えているが、混雑時でもすんなりと入れる。
店内はコの字型のオープンキッチンのカウンターをメインに奥の壁沿いにもカウンター席が設けられている。全てカウンターのみという事や禁煙という事もあってか、長居をする人が少なく、喫茶店にしては回転が早いものと思われる。
築地時代と変わらぬメニュー
メニューを見ると築地時代と変わらぬ品々が顔を揃えている。
喫茶店と言えども食事系のメニューがそこそこ充実しているのが特徴的。
サンドイッチ系のパンを使ったものからカレー、ナポリタンと言った喫茶店の王道的なものから生姜焼きまで実に幅広い。
ブレンド
こちらの2品を注文。
するとほどなく、コーヒーが供された。
コーヒーはこちらの業務用巨大コーヒーメーカー?で一定量を作り、この機械の上でポットを保温している。基本的には紙フィルターによるドリップ式なのだが、これだけごっつい機械は初めてお目に掛かった。
さて、肝心のお味の方だが、ほどよく苦味が効いたバランスが良いタイプ。時に保温されている時間が長いと若干、酸味が強く感じられる。
ホットサンド
卵焼きとキュウリ。ハムとトマト。この2種類のホットサンドが交互に並んでいる。
トーストは極薄切りで、これが実に効果的だ。通常、表面のサクッとした食感の後に中のもっちりとした食感があるものだが、これだけ薄いとサクッとした食感だけに留まり、後のもっちりがない。そのため、サクッサクッとした小気味いい食感が続き、軽やかに食べられる。
個人的にキュウリが入ったサンドウイッチをあまり好ましく思った事がない。ことサンドウイッチに入ると、食感にしても香りにしても主張が強すぎて突出し過ぎると感じてしまうからだ。しかし、こちらのキュウリは殆ど気にならなかった。どちらも軽く塩を掛けて頂くといいようだ。
テイクアウト
こちらのお店では全品テイクアウトが可能。
別の日にカレースパゲティをテイクアウトで頂いた。
アルミホイールで厳重に包まれている。
中はこのような感じ
カレーのルーが秀逸。玉ねぎをしっかりと炒めて作ったカレーらしい自然な甘みとコクがあり、後からしっかりと辛さも感じられる。スパゲティは細めで、フェデリーニくらいか。
玉ねぎと共に炒めた上にカレーと合わせられた格好で後を引く。