三大コーヒー店
かつて、都内における私的三大コーヒー店と言えば吉祥寺「もか」、銀座「カフェ・ド・ランブル」、そしてこちらのお店だった。もかは既に店主が他界して閉店。ランブルは外国人観光客で占拠され、見る影もない。そんな中、こちらのお店は当時と変わらぬ姿を保ってい事に驚きを禁じ得ない。
連休中に訪問した際は残念ながらお休み。
三ノ輪まで自転車を走らせた帰りにリベンジで立ち寄ってみることに。
大通りに面しているとは言え、一帯は山谷のドヤ街。
その中でひときわ異彩を放つ一軒である。例えば、料金。付近一帯の価格ではない。
メニュー
メニューを見るとかなりの種類のストレートコーヒーが並ぶ。深煎りのものから浅煎りのものまでひと目で確認できるところがいい。
しっかりとした苦みがあって、酸味が少ないタイプはどれかと尋ねるとメニューの上から3つの品をオススメされた。その中から、一番上にあるインディアAPAAを注文。
インディアAPAA
店内はタイミングが悪いと待つこともあるくらいの盛況ぶり。そのため、注文してからも少々時間が掛かる。この日も10分ほどしてから供された。
コーヒーは雑味がなく、豆の持ち味を十分に抽出してくれている。
前述のもかやランブルがネルドリップの雄だとしたら、こちらはペーパードリップの雄と言える。
ケーキ類も充実していて、注文している人の方が多いほど、人気が高い。ショーケースを覗いてみると、確かにどれもいい顔をしている。これならケーキを目当てに訪れる女性客が多いのも合点がいく。
流石にケーキを自転車で綺麗な状態を保って運べる自信がなかったので、イタリアンブレンドのみお土産に帰路に着いた。