狭き門
権之助坂の雑居ビルの2Fに店を構える。小ぢんまりとした造りで席数も限られているので、入れずに諦めることが多い。
店主ひとりで切り盛りしているため、料理提供まで時間が掛かる上にご飯がなくなれば即終了となるので待つのは賢明ではない。その場合は諦めるのが賢明だ。
人気店のため、余程早い時間でないと空いているときが少ないのだが、この日はたまたま空いていた。
お昼はわっぱ飯か黒板に書かれたお品書きから二品をチョイスするランチのいずれか。これまでは毎回の様にランチから選択。しかし、店主の話では看板はわっぱ飯で、ランチは違うものを食べたいときの選択肢のひとつとして用意しているものらしい。
わっぱ飯
そこまで言われてしまったらこのメニュー一択しかない。冒頭に店主ひとりなので時間が掛かると言いましたが、その分、仕事も実に丁寧。
わっぱ飯は色彩感豊かで目にも美しい。これに温泉たまごととろろが付く。わっぱ飯はそのままでも味がついているのでそのままでも美味しい。とろろや温玉は味変要員で片方もしくは両方を合わせながら味変を加えながら最後まで飽きずに美味しく頂ける。
魚は白身から赤身と色々と入り、更に刻まれたお漬物も入っていて味にもメリハリがあるため、最後まで食べ疲れしない。
因みに以前頂いたランチメニューはこちら。おかずだけではなく、ご飯はお釜で炊かているだけに旨い。
狭き門だが、この界隈のランチではオススメの一軒。