揚げ物がとにかく秀逸
白山通りと1本並行して走る商店街のビルの2階にお店を構えている。駅からは5分ほどの距離。ビルの入口からこちらのお店専用の螺旋階段を登った先が店舗になっている。
週末の開店10分ほど前に到着すると数人のひとだかり。開店時には直ぐに満席に。週末に出掛けるならランチと言えども事前に予約を入れたほうが賢明だろう。
壁に掲げられた夜の?黒板メニューを見るとおつまみ類やハンバーグなどのメニューもあるが、店名が示す通り、揚げ物が占める割合が多い構成になっている。ランチメニューになるとその傾向は更に顕著に。
実に9種類あるセットがすべて揚げ物のみの組み合わせ。ただ、提供できる全ての揚げ物の組み合わせがある訳ではなく、どこかしら妥協を余儀なくされる。
評判が高いメンチカツを入れようとすると9種類から4種類へと絞られる。後はコロッケ、アジフライ、エビフライ、ヒレカツのうち、どの2種類を選択するか。まずはコロッケが脱落。決勝戦はアジフライとヒレカツとなり、後者に落ち着いた。
サラダ
待っている間、まず最初に供されたのがサラダ。使用されている野菜の種類やヴィネグレットなど丁寧に作られた一品。
続いて、とんかつソース、ウスターソース、塩が運ばれてきた。
ミックスフライE
しばらくして真打ち登場。左からメンチカツ、ヒレカツ、エビフライの順。
まずはエビフライを。サクサクした食感の衣は油切れが素晴らしい。プリプリとした食感のエビ。そのまま頂いても十分に美味しい。更には自家製のタルタルソースや塩、ソースなどを付けて。
続いて、ヒレカツ。こちらは塩オンリーで。
肉は薄ピンク色。更に肉の周りと衣の間の層の薄さが見事。しっとりと柔らかくとても美味しい。
メンチカツは一段と粗目のパン粉を使っている様でサクサク感が更に上昇。真ん中ら箸を入れるとジュが滴り落ちる。ここまでジューシーなメンチは久しく食べた記憶がない。強いて挙げればかつて新宿にあったブラッスリー香味屋くらいか。
付け合せのキャベツもふわりと柔らかい食感で細部に至るまで神経が行き届いている。
ちょこっとカレー
カレーも実は人気の品で単品で追加。洋食屋のカレーらしからぬスープカレーの様な容姿。このサラリとしたルーは想定外。しかし、しっかりとコクがあって単なるスープカレーやスパイシーカレーとも違い洋食屋のテイストが感じられる。
ごはんは勿論のこと、付け合せのキャベツと共に。
揚げ物はどれも素晴らしく次回は準優勝のアジフライを是非。ハンバーグなどのメニューも頂いてみたいのでまた大いに悩みそうだ。