完全予約制のお店
南口から徒歩1分の雑居ビルの地下にある。階段の入口には既に満席の立て看板が。この日は1週間前に予約を入れたのだが、週末は基本的に一週間くらい前でないと厳しいのではないだろうか。かなり以前から気になっていたお店だったのだが、なかなか機会に恵まれずようやく訪問することができた。
店内はカウンターとテーブル席があり、予め席は決められている。
とんかつは鹿児島県の六白黒豚がメインで月末など期間限定で他の銘柄豚も扱う。
とんかつを待つ間、調理している様子を眺めながらビールで喉を潤す。
まず大きな銅鍋を使い低温で静かに揚げる。この油が驚くほど透明で鍋の底まではっきりと見える。
しばらくすると次の工程に。続いて隣りにある油に移し、今度は高温で揚げていく。勿論、揚げる時間はこちらの方が短い。
最後はゆっくりと時間を掛けてとんかつを休ませる。この休ませる時間がポイント。
上ロース膳 + メンチカツ
注文からおよそ20分で完成。左に添えられているのはメンチカツ。LINE登録すると初回のみ無料になる。
しっかりと休ませたことでいい塩梅に全体に火が回っている。その効果は衣も同様で無駄な油がしっかりと抜けているのでサクサクと食感が心地いい。肉はしっかりとした弾力性があり、何もつけなくても旨い。
続いて、岩塩で頂くと肉の旨味が引き立つ。意外だったのはわさび醤油。同じ黒豚を使う大門にある某店でも醤油押しなのだが、九州独特のたまり醤油に馴染めなかった。
説明によるととんかつに合う醤油を吟味したと書かれていたので騙されたと思って試してみるとこれが実にいい。醤油はさらりとしてしょっぱすぎず、甘くもなく香り高く。これが実に相性がいい。結局、ソースは最後に少しだけ試すに留まった。
メンチカツは最初から高温の油で揚げられるので衣の色からして異なる。休ませる時間も短め。
しっとりとジューシーでしっかりと旨味がある。
味噌汁はしじみか豚汁が選択できる。今回お願いしたのは豚汁。大きな塊がゴロゴロ入っていて肉から出る旨味が溶け込んでいて旨い。これまで頂いたとんかつ屋さんの豚汁の中で指折りの存在。
きゃべつ、ごはん、お漬物まで手抜きはなく、全てにおいてこだわりが感じられる。
こうなると他の銘柄豚も気になるところ。