どういう事なのか?
小雨が降りしきる中、お店の前には6人くらい並んでいた。
これくらいならば大した事はないだろうと思い、列に加わる。
10分が経過。列に全く動きがない。並んだタイミングが悪かったのだろうか。
中の様子は伺い知れないが、一向に誰も出てこない。
更に5分。ようやく、ひとりが出てきた。普通ならそこから一気に進みそうなものだが、
また、小康状態が続く。
少なくても列についた段階で食べている人がいた筈だが、デカ盛りのイメージでもないにも関わらず、
ラーメン一杯にどれだけ時間が掛かるのか、謎である。
更に10分また動きが止まる。一体何がボトルネックになっているのだろうと思っていると、
ようやく動きにリズムが出てきた。
せめて10分前後だと考えていたのだが、結局、6人を消化するのに35分も待つことに。
店内はカウンターのみで8席と小体な造りである。
結局、一回転するのにそれだけ時間が掛かった計算になる。だとするとちょっと効率が悪い。
列が一気に掃けたイメージだったので食べている人と待っている人がちょうど半々くらいの割合だ。
チャーシューをその都度、切り分けるなど丁寧な作りだが、それほど非効率な印象は受けない。
一度に作るローテーションとしては3人前後の模様。
特性醤油ラーメン
まず、丼に小さいお玉一杯の鶏油を注ぎ、醤油ダレを入れる。
チャーシューなどの具材の準備をしつつ、麺を茹で始め、スープの火加減を調整する。
頃合いを見て、丼にスープを注ぎ、麺の湯切り、盛り付けを行い、最後にまた鶏油を1玉と醤油状の
タレを追加して完成だ。
まずはスープを頂く。最後の鶏油が必要なのかどうかはわからないが、流石に少し油っぽい。
ただ、これは食べ進むにつれ、気にならなくなってくるから不思議だ。むしろ段々と馴染んでくる。
考えてみれば醤油の芳香と出汁の旨味が鶏油に負けていないのだからちょっと驚きである。
麺はスープの旨味がよく絡みスープとの相性がいい。
具材は手前が鶏チャーシュー。感心しないお店が多い中、よく出来ている。
チャーシューはしっかりと噛みごたえがあるタイプ。メンマは味がよくしみていた。
丼の奥にはワンタンが2つ。具材のプリプリ感、皮のしっとり感ともによく、こちらも麺同様に
スープによく絡む。味玉はごく標準的。
それなら、次回はワンタン麺が良さそう。
塩ラーメンも黄金色の輝きでこれも気になる存在だ。