酔鯨酒造は桂浜からほど近い場所にあった
久礼からの復路、桂浜からほど近い場所にこちらの酒造があることを知り、急遽、立ち寄ってみることに。

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予定外の行動だったので、とりあえず記念撮影をして終わりくらいにしか考えていなかったのだが、事務所で試飲販売を行っているという。それなら是非にとお邪魔させて頂いた。

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事務所を恐る恐るノック。こんなアポ無し訪問に慣れているのか、即座に応接室へ通して頂く。部屋には冷蔵庫が備え付けられていて、ベテランのご婦人が説明を交えながら応対してくれた。
試飲酒が次から次へと供される
その冷蔵庫から次々と試飲用のお酒を供してくれるのだが、口の空いていない一番高い大吟醸をバリッと剥いた時には度肝を抜かれた。その上、試飲1杯の量はデパートなどのイベント試飲と比べても3倍量は入っている。実に気前がいい。土佐の女性の気風の良さだろうか。
結局、延べ10種類くらい頂いたか。酒造適合米の違いや精米歩合の違いなどの講義はとても勉強になった。

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東京のやきとり屋さんのために醸したお酒
酒談義は盛り上がり、色々語り合う中、飛び出してきた最も驚いた話が東京のやきとり屋さんの依頼で醸した酒があるというお話し。
「さ、何とかというお店、さ…えーと…」
「もしかしたら八丁堀のさくら家さんでは?」
さくら家さん!お気に入りの焼き鳥屋さんの名前がここで出てきた。急ぎ確認して頂いたところ、確かに八丁堀のさくら家さんという事が判明。そう言えばさくら家さんにはいつも酔鯨がある。
この酒造の特徴は、ただただ旨味の強い酒を追求するのではなく、種々の料理との相性を考慮した酒造りに重きを置いて醸しているという。そういう視点で頂くと、この吟醸ならこの料理、この純米ならあの肴など、想像が膨らみワクワクしてくる。
1月にソラマチのはせがわ酒店さんにイベントでいらっしゃるとのお話しをうかがい、再会を約束して酒造を後にした。
お土産で購入したお酒
純米大吟醸
とにかくキレイなお酒である。この酒造の酒造りの真摯さを感じさせると共に改めて見直すきっかけとなった銘酒である。
純米吟醸酒
さくら家さんのお酒。こちらは下記の吟醸酒に比べるとほんのりと吟醸香が乗って旨味がある。しかし、キレは良いのでやきとりに限らず守備範囲が広そうだ。
吟麗
かなりの辛口。相当切れがある。試してはいないが、お好み焼きなどの濃いソース系に相性がいいのでは無いかと感じた。
最終訪問日:12月29日