湯津上屋(そば/新富町) 
ご主人ひとりで切り盛りする小粋な隠れ家

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雛にも稀なおそば屋さん

路地裏にひっそりと佇む小粋な佇まい。
週末ともなると左党が集まってくる。
開店前には列が出来き、最初のローテーションに入れないと1時間は待たされる事になる。

店内は2人掛けと4人掛けのテーブルが各1つずつ。後は4席のカウンターがあるだけの小体な造りだが、
ご主人ひとりで切り盛りしているため、このキャパシティが限界と言えるだろう。

茶の湯に通じる様な侘寂が感じられる雰囲気で、凛とした空気感に包まれながらゆっくりとした時間を過ごす事ができる。

最初が肝心

料理が出てくるペースはどうしてもゆっくりとなるのは仕方がないところ。
そのため、最初の注文が大切になってくる。

時間が掛かる玉子焼きや揚げ物は後でまとめて作るので最初のうちに注文しておいた方がいい。
それと同時に直ぐに出してくるものを織り交ぜるのがポイントだ。

秋頃からだろうか、撮影禁止になってしまった様なので、以下の写真はそれ以前のものを使用する。
まずはビールで喉を潤す。一緒にお通しの味噌が供される。

冷菜

以下の3品はすぐに出してくれる料理でよく注文する。

醤油漬け

内容は季節によって変わるようだ。ビールの後の日本酒を見据えながら控えめに頂く。

わさびいも

後でそばに入れる事も考慮してこちらも控えめに。

そば豆腐


上記、2品は注文したりしなかったりだが、こちらだけは外せない。
割としっかりと固められている。ついついオーバーペースで食べてしまいがちだ。

このようなラインナップで途中、日本酒にスイッチ。
因みにビールは恵比寿、日本酒は菊正宗のみである。

温菜

しばらくすると温かい肴類が登場する。

玉子焼き

ダシとのバランスが良くお値段も良心的。

かき揚げ

サクサクとした歯ごたえ、つけ天にするのも一興だ。

そば

やはり基本はこちら。秋口から北海道産の新そばを使い始め、徐々に関東のそば粉に変わる。
2018年の12月初旬ではまだ北海道産であった。

もり

田舎そばのような風貌だが、喉越しが良く、香り高い。
量もしっかりとあるところが好感が持てる。
つゆはそばの持ち味を引き立たせるバランスがとれたもの。

鴨汁冷やし

こちらは温かい鴨汁のつけ汁で頂く。鴨肉そのものが美味しいのでたまに選択したくなる。

冷やかけすだち

そばの香りが落ちる暑い夏場はこれに限る。爽やかな逸品で清涼感があって旨い。

鴨南蛮

一方、寒い時期はこちらも捨てがたい。
ほどよく火が通った鴨肉と鴨の油を吸ってくたくたになったネギが芯から温めてくれる。

料理の種類はそれほど多くはないが、常に安定している。
コストパフォーマンスが高く、左党の方には打ってつけのお店と言えよう。

時折、ご主人の持病により、臨時休業する時もあるようだ。

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