久しぶりのはしご
らぁ麺やまぐちのラーメンが思ったよりも軽かったので、更に歩を進めてこちらお店まで足を延ばした。
場所はリーガロイヤルホテルのほぼ真向かいなのでわかりやすい。
お店の外には先客が6人。列に加わるためには、まず店内に入り、自動検温機にパスする必要がある。
その上で食券を購入してから列に加わるというシステム。
炎天下の中、日陰もない中での並びは流石に堪える。
並んでいる人数こそ少ないものの回転が悪く、結局、店内に入るまでに約25分掛かった。
コロナ対策にはかなり気を使っている様子だったので、席間を開けているのかと思ったがそういう事はない。ただし、隣の席とはアクリルプレートで仕切られている。
鮪塩冷やし
待っている間、同じ料理を注文した年配の女性客に「普通のラーメンより量が多いのですが量を調整しましょうか」と提案しているのを耳にした。何と!2軒目だけに大丈夫だろうか。そんな不安を抱えつつ、15分ほどで着丼。やはりオペレーションに時間が掛かる様だ。
具だくさんで麺の量もしっかりとありそう・・・
長芋、鮪のづけ、ローストビーフが各3切れ。他にネギと海苔が添えられて豪華な心象を受ける。
麺は白味を帯びていて、ラーメンの麺というよりはひやむぎを食べている様な感覚だ。
スープは透明度が高くお吸い物に近い色彩。スープはひと言でいうなら和のテイスト。
出汁は旨味がありインパクトこそないが滋味に富んでいて、飲み進めるごとに後を引く。
問題は具材。これがボディブローの様に重くのしかかる。
まずは長芋。いもなので当然、お腹にたまる。ただスープとの相性はよく面白い選択だ。
鮪のづけは薫香が少し邪魔になるし、ローストビーフはずっしりと重く響く。
お腹の具合とは別にどちらも3切れも要らないと思うくらいなので相性的にもちょっと疑問だ。
全体的には清涼感があって夏にはぴったりのラーメンだと思うが、トータルで1,700円の価値があるかというと微妙なところ。これまで食べたラーメンの中で間違いなく最高値で、普通のラーメン二杯分に相当する値段だという事を考えるとコスパが悪いと言わざるを得ない。
また、入口を入って直ぐ右側の冷蔵庫には日本酒が置かれているのだが、山川光男などこだわった品揃えが並んでることに驚かされる。ラーメン屋さんとしては稀有な存在。