期待の新店
目黒駅のロータリー側に出て、りそな銀行の脇を入ったところに新しいビルが完成した。飲食店が入らないものかと期待を寄せていたところ1Fに入ったのがこちらのお店。
平日の営業は今週に入ってからと、オープンしたてのホヤホヤだ。こちらのお店は自由が丘にもあり、その2号店ということらしい。また、同じ目黒にある「大衆ビストロジル」も同じ系列店にあたるのだそうだ。
オープンニングという事もあって、他の店舗からの応援もあるようで、従業員の数の多さに驚かされる。
入口を入るとまず目につくのが積み上げられた薪の山。
左側に目を向けると薪を使用するピッツァ用の窯が鎮座する。
店内はオープンキッチンのカウンターにテーブル席、窓際にもカウンターが用意されていて、かなりのキャパシティである。カジュアルかつ瀟洒な造りでセンスの良さが光る。
メニュー
メニューの前半がピッツァ、後半がパスタという構成である。看板にPizzeria & Trattoria と書かれている事と薪と窯を見たらやはりピッツァしかあるまい。
マルゲリータ
生地はもっちりとした柔らかい食感で粉の旨味が感じられる。
ピッツァと言えばチーズは欠かせない存在だが、もう少しチーズが多ければいいのに、と思わされることが少なくない。しかし、チーズ好きのそんな気持ちを見透かしたかの様に、満足いくボリュームで供してくれる。こんなところにもお店のセンスの良さが感じれた。
ロマーナ
こちらはマルゲリータの素材にオレガノ、アンチョビ、ケッパー、オリーブ、ニンニクが加わる。
アンチョビが入ると臭みがあったり主張が強くなりがちだが、ほどよいアクセントに留め、全体がバランス良くまとまっている。ここにも作り手のセンスの良さが伺える。
クアトロ・フォルマッジ
こちらはモッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、リコッタ、グラナパダーノを使ったピッツア。複数のチーズを合わせたピッツァはゴルゴンゾーラなどの強い香りのチーズの支配力が強くなりがちだが、チーズ以外に使用されている生クリームの効果か、チーズの量の塩梅の良さか、程よく抑制が効いてバランスがいい。ここにもセンスの良さがキラリ。
最初はそのままで、後半ははちみつを垂らしてドルチェ感覚で頂いた。
アイスコーヒー
ランチタイムは100円で頂けるということで頼んだところ、ボリュームの多さにびっくりした。
完熟トマトと国産牛のラグーフジッリ
あまりに出来が良かったので翌日も訪問。今度はパスタを頂いた。4時間掛けて煮込まれているというだけあって、トマトと牛肉が良く馴染んでいる。しっかりとコクがあり、バランスがいい。
そして、平日営業2日目から9月いっぱいはドリンクが無料で付いてくるらしい。
脅威の存在
通し営業をしていて、ピッツァはカフェタイムでも頂けるので時間を外したランチにも使えそうだ。
また、10月以降はテイクアウトも検討しているという。
近隣には美味しいピッツァを供するお店がいくつかあるが、どの料理も出来がいいだけに脅威の存在になりそうだ。